平成25年度 2級造園施工管理技術検定試験  学科試験問題 Page4

※ 問題はすべて必須ですから、50問題全部を解答してください。
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。
自分で調べた方が絶対に頭に入ります。
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No 31 人力により3日間で完了できる床掘り作業に関する次の(イ)、(ロ) の記述について、正誤の組合せとして、正しいものはどれか。ただし、歩掛りは、10 m3当たり4人・日とする。
(イ) 床掘り量23 m3 を3人で施工する。
(ロ) 床掘り量37 m3 を5人で施工する。
(A) (B)
1  ---- 
2  ---- 
3  ---- 
4  ---- 

解答と解説: 

答え--- 3

23 m3なら、3日なので2.3×4=9.2人必要。3人×3日なら9人で不足する。
37 m3なら、3日なので3.7×4=14.8人必要。5人×3日なら15人なので足りる。


No 32 下図に示す施工管理の一般的な手順を示したデミング・サークルの(A)、(B)に当てはまる次の(イ)〜(ハ)の作業内容の組合せとして、適当なものはどれか。
(イ) 計画とずれていれば是正処置をとる。
(ロ) 工事内容に関する事前調査を行う。
(ハ) 計画と実施結果を比較検討する。
1 (イ)  ----  (ロ)
2 (イ)  ----  (ハ)
3 (ハ)  ----  (イ)
4 (ハ)  ----  (ロ)

解答と解説: 

答え--- 3

A=検討
B=是正



No 33 施工計画に関する記述のうち、適当なものはどれか。
1 労務計画には、作業員の安全管理活動や安全教育の方法についての計画が含まれる。
2 出来形管理計画には、工事発生品の再利用方法についての計画が含まれる。
3 資材計画には、施工方法に合わせた機械の使用台数についての計画が含まれる。
4 環境保全計画には、工事用車両による沿道障害の防止対策についての計画が含まれる。

解答と解説: 

答え--- 4

施工方法に合わせた機械の使用台数は労務計画。工事発生品の再利用方法は資材計画。
安全管理活動や安全教育は労務計画でなく安全管理(計画)である。
この問題の類似問題は最近過去問に多いです。


No 34 次の(イ)〜(ニ)の建設副産物のうち、産業廃棄物に該当しないものを全て示したものはどれか。
(イ) 街路樹の管理に伴い生じた剪定枝葉
(ロ) 木製遊具の撤去に伴い生じた木くず
(ハ) 側溝の撤去に伴い生じたコンクリート破片
(ニ) 広場の造成工事に伴い生じた建設発生土


1 (イ)、(ロ)
2 (イ)、(ニ)
3 (ロ)、(ハ)
4 (ハ)、(ニ)

解答と解説: 

答え--- 2

剪定枝葉は木屑であっても一般廃棄物として扱う。木屑では廃木製パレット、流木、家具、梱包用木材なども同様。家具、梱包用木材でも製造業によるものは産業廃棄物。
建設発生土は建設副産物であって産業廃棄物ではない。


No 35 次の(イ)〜(ハ)のうち、経済的な工程計画を作成する場合の一般的な留意事項として、適当なものを全て示したものはどれか。
(イ) 合理的に最小限の一定数の作業員をもって、全工事期間を通じて稼働作業員数の不均衡をできるだけ少なくすること。
(ロ) 施工用機械設備、仮設資材、工具などは必要最小限とし、できるだけ反復使用すること。
(ハ) 施工の段取り待ち、材料待ち等の余裕をできるだけ確保すること。

1 (イ)
2 (イ)、(ロ)
3 (ロ)、(ハ)
4 (イ)、(ロ)、(ハ)

解答と解説: 

答え--- 2

多すぎる余裕は経済的ではない。他は正解。



No 36 下図に示す工程表から読み取ることのできる内容として、適当なものはどれか。
1 全体工期は9日間である。
2 工種C を1日短縮すると、全体工期が1日短縮される。
3 工種Dが2日遅れると、全体工期が2日延びる。
4 工種Eは、工種B、C、D が完了していなくても着手できる。

解答と解説: 

答え--- 4

全体工期は11日である。
工種Cを短縮しても、工種BDEは影響されないので工期は変わらない。
工種Dが2日遅れても工種Eと完了時期は変わらない。が、実際は関連性が有るので影響されるが、ネットワーク工程表でないので読み取れない。
工種Eと工種BCDは並行工程なので関係性が無く着手できる。



No 37 工期と建設費との関係に関する次の記述の(A)〜(C)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。
「建設費のうち、現場管理費、共通仮設費は( A ) 、材料費、機械運転費は( B ) である。一般に作業速度を速めると工期は短縮し、それに伴って、( B ) は( C ) する傾向がある。」
(A) (B)   (C) 
1 直接費  ----  間接費   ----  増加
2 直接費  ----  間接費   ----  減少
3 間接費  ----  直接費   ----  増加
4 間接費  ----  直接費   ----  減少

解答と解説: 

答え--- 3

現場管理費、共通仮設費は間接費 。作業速度を速めると工期は短縮し、直接費は増加する傾向がある。



No 38 設計図書で樹高3.0 m 、株立数3本立と指定された次の(イ)〜(ハ)の造園樹木について樹高を測定したところ、下表の測定寸法値を得た。「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」に照らし、基準を満たしているものを全て示したものはどれか。
ただし、幹1、幹2、幹3は、3本立の各幹を指す。
測定寸法値
幹1 幹2 幹3
(イ) 3.1m 3.0m 2.3m
(ロ) 3.2m 2.8m 2.5m
(ハ) 3.4m 3.0m 2.0m
1 (イ)
2 (ロ)
3 (イ)、(ハ)
4 (イ)、(ロ)、(ハ)

解答と解説: 

答え--- 1

株立数3以上の場合、過半数は所要の樹高に達しており、他は所要の樹高の70%以上に達していること。
過半が達しているのは(イ)(ハ)だが、(ハ)は70%(2.1m)に達していない幹があるので基準外である。
よって基準を満たすのは(イ)のみである。


No 39 「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」における樹木及びシバ類の品質規格の判定に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 樹木において、枝葉は四方に均等に配分されていたが、節間が樹種の特性に応じて十分に詰まっていなかったため、不合格とした。
2 樹木において、過去の病虫害発生の跡が一部に見受けられたが、発生が軽微で、その痕跡がほとんど認められないよう育成されていたため、合格とした。
3 シバ類において、葉は全体に均一に密生していたが、根が乾燥していたため、不合格とした。
4 シバ類において、雑草が混入していたが、根際に刈りカスや枯れ葉等が堆積していなかったため、合格とした。

解答と解説: 

答え--- 4

シバ類は、石が混じったり、雑草、異品種等混入していないこと。また、根際に刈りカスや枯れ葉が堆積していないこと。 これが品質規格である。


No 40 ヒストグラムに関する次の記述の(A)、(B)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。

「ヒストグラムは、( A ) を判断することができないが、( B ) を判断することは可能である。」

(A) 、( B )
1 データがどのような値の周りに分布しているか  ----  飛び離れて分布しているデータがないか
2 データが時間を追ってどのように変化しているか  ----  飛び離れて分布しているデータがないか
3 データがどのような値の周りに分布しているか  ----  個々のデータがどのような値か
4 データが時間を追ってどのように変化しているか  ----  個々のデータがどのような値か

解答と解説: 

答え--- 2

ヒストグラムは、データが時間を追ってどのように変化しているかを判断することができないが、飛び離れて分布しているデータがないかを判断することは可能である



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