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※ 問題は全て必須ですから、40 問題全部を解答してください。

問題31 「工種」に対応する「品質特性」及びその「試験方法」の組合せとして、適当でないものはどれか。
    (工種) (品質特性) (試験方法)
1 土工  ----  自然含水比  ----  透水試験
2 路盤工  ----   締固め度  ----  現場密度の測定
3 コンクリート工  ----   配合割合  ----  洗い分析試験
4 アスファルト舗装工  ----   舗装の厚さ  ----  コア採取による測定

解答と解説: 

答え--- 1
自然含水比は、土試料がもともと含んでいる水の量比。透水試験は土工より河川、舗装、海洋築堤などの透水性を確認するもの。


問題32 「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」における寸法規格に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 樹高とは、樹木の樹冠の頂端から根鉢の上端までの垂直高をいい、一部の突出した枝は含まない。
2 幹周とは、根鉢の上端より1.2 mの高さの位置における樹木の幹の周長をいうが、「根元周」と特記のある場合は、幹が土と接している根元の周長をいう。
3 枝張とは、四方面に伸長した枝の幅をいう。測定方向により幅に長短がある場合は、最長と最短の合計値の70% とする。なお、一部の突出した枝は含まない。
4 株立数が本以上の場合の樹高は、指定株立数について、過半数が所要の樹高に達しており、他は所要の樹高の70%以上に達している必要がある。

解答と解説: 

答え--- 3
枝張は、測定方向により幅に長短がある場合は、最長と最短の平均値とする。一部の突出した枝は含まない。


問題33 下図に示す3本立以上と指定された樹木の幹周の寸法として、「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」に照らし、正しいものはどれか。ただし、樹高は指定の寸法値を満たしているものとする。
1 0.10 m
2 0.12 m
3 0.21 m
4 0.24 m

解答と解説: 

答え--- 3
幹が2本以上の 樹木の場合においては、おのおのの周長の総和の 70%をもって幹周とする。
周長の総和は0.09+0.12+0.09=0.3m その70%なので0.21mが正しい。




問題34 建設工事の事故発生時に適切な初動措置を行うために、一般的に作業現場で講じておくべき措置に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 緊急連絡表を作成し、関係連絡先、担当者及び電話番号を記入して、事務所や詰所などの見やすい場所に標示しておくこと。
2 応急手当や救急方法などの安全訓練を実施するとともに、産業医を定めておくこと。
3 関係機関とは平素から緊密な連携を保ち、緊急時における通報方法の相互確認などの体制を明確にしておくこと。
4 通報責任者を指定しておくこと。

解答と解説: 

答え--- 2
応急手当や救急方法などの安全訓練は作業現場で講じるべきものだが、産業医は事業者が定めるもので現場での救急とは関係ない。


問題35 建設機械を使用した掘削作業に関する記述のうち、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
1 運転中の掘削機械と接触するおそれのある箇所で労働者を作業させるときには、当該機械の運転者と労働者の間で常に連絡を取ることができるようする。
2 地山の掘削の作業を行う場合において、地山の崩壊等により労働者に危険を及ぼすおそれがあるときは、あらかじめ作業箇所及びその周辺の地山について、形状や地質の状態等を調査する。
3 運搬機械が労働者の作業箇所に後進して接近するときには、誘導者を配置し、その者に当該機械を誘導させる。
4 バックホウを使用して地山の掘削を行っている運転者が、作業中に運転席を離れるときには、運転者に対しバケットを地上に下ろし、エンジンを停止し、ブレーキをかけるなどの措置を講じさせる。

解答と解説: 

答え--- 1
運転中の車両系建設機械に接触することにより労働者に危険が生ずるおそれのある箇所に、労働者を立ち入らせてはならない。ただし、誘導者を配置し、その者に当該車両系建設機械を誘導させるときは、この限りでない。


問題36 移動式クレーンの作業に関する記述のうち、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
1 作業の性質上やむを得ず、移動式クレーンの吊り具に専用のとう乗設備を設けて労働者を乗せる場合、とう乗設備には墜落による危険を防止するための措置を講じなければならない。
2 小型移動式クレーン運転技能講習を修了した者は、吊り上げ荷重4.9tの移動式クレーンの運転の業務を行うことができる。
3 吊り上げ荷重1 t 未満の移動式クレーンの玉掛け業務を行う場合、当該業務に関する安全のための特別の教育を修了した者は、当該業務に就くことができる。
4 移動式クレーンによる吊り上げ作業を行うときには、合図者は移動式クレーンの上部旋回体の作業半径内に立ち入り、吊り荷の状態を間近で確認しなければならない。

解答と解説: 

答え--- 4
クレーンの上部旋回体の作業半径内に立ち入りは禁止である。



問題37 「都市公園法」上、都市公園を占用することが認められないものはどれか。
1 高架の道路
2 工事用の詰所
3 郵便局
4 地下に設けられる公共駐車場

解答と解説: 

答え--- 3
都市公園法による占用が認められる建築物は、災害用備蓄倉庫、警察の派出所、工事用の詰所などである。公衆便所は都市公園施設として建築可能である。


問題38 次の(イ)及び(ロ)の営業形態で造園工事業を営もうとする場合の建設業の許可として、「建設業法」上、正しいものはどれか。
(イ) 本社をA県に、営業所をA県と隣接するB県に設け、AB両県で営業する営業形態。
(ロ) 発注者から直接請け負い、下請代金の総額が4,000万円以上となる下請契約を締結して施工することがある営業形態。
1 国土交通大臣許可の一般建設業
2 国土交通大臣許可の特定建設業
3 A県知事許可の一般建設業
4 A県知事許可の特定建設業

解答と解説: 

答え--- 2
複数の県に営業所を設ける場合は国土交通大臣許可が必要。造園工事業で下請代金の総額が4,000万円以上となる下請契約をする場合は特定建設業の許可が必要である。




問題39 建設工事の工事現場に置かれる主任技術者の職務の規定として、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
1 当該建設工事の施工計画を作成すること。
2 当該建設工事の工程管理を行うこと。
3 当該建設工事の請負代金額の請求及び受領を行うこと。
4 当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督を行うこと。

解答と解説: 

答え--- 3
主任技術者の職務では工事の請負に関する業務は関係ない。


問題40 「労働安全衛生法」上、事業者が作業主任者を選任する必要のある作業はどれか。
1 掘削面の高さが3 m の地山の掘削
2 高さが5 m の樹木の伐採
3 吊り上げ荷重が5t の移動式クレーンの運転
4 高さが3 m のコンクリート造の工作物の解体

解答と解説: 

答え--- 1
作業主任者を選任する必要のある作業は、掘削面の高さ 2m以上の地山の掘削の作業である。
高さ 5m 以上のコンクリート造工作物の解体、破壊は作業主任者が必要。5t の移動式クレーンの運転は免許が必要。樹木の伐採に作業主任者の選任は不要だが特別教育を修了する必要がある。





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平成30年度2級造園施工管理技士(後期) 学科問題No.1  問題.01〜問題.10
学科問題No.2  問題.11〜問題.20
学科問題No.3  問題.21〜問題.30
学科問題No.4  問題.31〜問題.40
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