Page3





※ 問題は全て必須ですから、40 問題全部を解答してください。

問題21 重力式擁壁に関する次の(イ)、(ロ)の記述の正誤の組合せとして、適当なものはどれか。
(イ) 自重により土圧に抵抗する形式の擁壁である。
(ロ) 基礎地盤が良好でない場合にも用いられる。
    (イ) (ロ)
1  ---- 
2  ----  
3  ----  
4  ----  

解答と解説: 

答え--- 2
基礎地盤が良好でない場合は、重力式擁壁など自重の多いものは適さない。


問題22 下図に示す飛石(A)、(B)の打ち方の名称の組合せとして、適当なものはどれか。
    (A) (B)
1 直打ち  ----  千鳥がけ
2 直打ち  ----   かりがねかけ
3 いかだ打ち  ----   千鳥がけ
4 いかだ打ち  ----   かりがねかけ

解答と解説: 

答え--- 1
Aは一直線に並んでいるので直打ち、左右に交互に並んでいるのは千鳥がけである。かりがねかけ(雁掛)は千鳥より長い並びで左右交互に並ぶもの、いかだ打ち(筏打)は、直打ちの間に長方形の切石を配するもの。


問題23 電気設備工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 電気設備設計図において、「」の記号で示された箇所に、分電盤を設置した。
2 地中配線のケーブルの接続を、ハンドホール内で行った。
3 照明灯の金属柱の設置に当たり、接地極をなるべく湿気の多い場所を選んで埋設した。
4 電柱の撤去を、電気工事士でない者が行った。

解答と解説: 

答え--- 1
この記号は「屋外灯」の記号である。



問題24 給水工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 給水管が水路を横断する場所では、原則として水路の下に給水管を布設する。
2 管路の縦断面内における凸部には、空気だまりを生じさせないため、空気弁を設置する。
3 凍結のおそれがある場所では、凍結深度より浅く給水管を布設する。
4 地盤沈下のおそれがある場所では、伸縮性を有する給水管を使用する。

解答と解説: 

答え--- 3
凍結のおそれがある場所では、凍結深度より深く給水管を布設する。



問題25 「公共工事標準請負契約約款」における工事材料の品質に関する次の記述の()、()に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。
「工事材料の品質については、( )に定めるところによる。( )にその品質が明示されていない場合にあっては、( )の品質を有するものとする。」
    () ()
1 設計図書  ----  上等
2 設計図書  ----   中等
3 施工計画書  ----   上等
4 施工計画書  ----   中等

解答と解説: 

答え--- 2
設計図書にその品質が明示されていない場合にあっては、中等の品質を有するものとする。



問題26 人力による高木(幹周15 cm未満)の植栽工事に関する次の(イ)、(ロ)の記述について、6日間以内に完了することが「可能」、または「不可能」の組合せとして、正しいものはどれか。
ただし、歩掛りは100本当たり25人・日とする。
(イ) 高木130 本を5人で植栽する。
(ロ) 高木175 本を7人で植栽する。
    (イ) (ロ)
1 可能  ----  可能
2 可能  ----   不可能
3 不可能  ----   可能
4 不可能  ----   不可能

解答と解説: 

答え--- 4
歩掛りは100本当たり25人・日なので、100÷25=4、 1日あたり4本・人となる。
(イ) は、4×5人×6日=120本<130本で不可能
(ロ) は、4×7人×6日=168本<175本で不可能


問題27 植栽工事を含む造園工事において、施工計画の策定に際して行う現場条件の事前調査事項として、適当でないものはどれか。
1 植栽基盤
2 工事中止に伴う損害の負担に関する取り扱い
3 植栽樹木の供給源と価格及び運搬路
4 建設副産物の処理方法・処理条件

解答と解説: 

答え--- 2
工事中止に伴う損害の負担に関する取り扱いは契約の条項である。事前調査事項とは関係ない。


問題28 造園工事から発生する建設副産物のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に規定する産業廃棄物に、該当しないものはどれか。
1 遊具の基礎コンクリートの撤去に伴い発生したコンクリート破片
2 側溝の設置に伴い発生した建設発生土
3 遊具の設置に伴い発生したプラスチック梱包材
4 木製ベンチの撤去に伴い発生した木くず

解答と解説: 

答え--- 2
建設発生土は産業廃棄物ではなく、建設副産物として扱われる。




問題29 下図に示す工程表(バーチャート)から読み取ることのできる内容として、適当でないものはどれか。
1 工種Aが1日早く完了すると、全体工期を1日短縮できる。
2 工種Cの完了が2日遅れると、全体工期が2日延びる。
3 工種Eは工種B、Cが完了しなくても着手できる。
4 工種Eが2日早く完了すると、工種Fに2日早く着手できる。

解答と解説: 

答え--- 2
工種Aは他の作業と並行しないので、1日早く完了すると、全体工期を1日短縮できる。
工種Cが2日遅れても他の工事との関連性もなく、並行作業のなかに収まっているので工期も2日程度なら関係ない。
工種Eは工種B、Cとは並行作業が可能なので着手可能。
工種Eが2日早く完了すると、工種Fは後続作業なので早く着手できる。


問題30 下図に示す工期と建設費との一般的な関係に関する次の記述の()〜()に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。
に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。
「建設費は、直接費と間接費で構成される。間接費は、一般に、( )で最小になり、( )で最大になる。また、直接費と間接費を合わせた総建設費が最小となる点Mに対応する工期を( )と呼ぶ。」
   
1 ノーマル・タイム  ----  クラッシュ・タイム  ----  最大工期
2 ノーマル・タイム  ----   クラッシュ・タイム  ----  最適工期
3 クラッシュ・タイム  ----   ノーマル・タイム  ----  最大工期
4 クラッシュ・タイム  ----   ノーマル・タイム  ----  最適工期

解答と解説: 

答え--- 4
間接費は、クラッシュ・タイムで最小になり、ノーマル・タイムで最大になる。総建設費が最小となる点Mが最適工期と呼ぶ。





TOP 次のページへ
平成30年度2級造園施工管理技士(後期) 学科問題No.1  問題.01〜問題.10
学科問題No.2  問題.11〜問題.20
学科問題No.3  問題.21〜問題.30
学科問題No.4  問題.31〜問題.40
実地試験