平成22年度 1級建築施工管理技術検定試験  午前問題 Page2

No16〜No20までの5問題は、全問題を解答してください。
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。
自分で調べた方が絶対に頭に入ります。
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No16 屋外排水設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 構内舗装道路下の排水管には、遠心力鉄筋コンクリート管の外圧管を使用した。
2 浸透トレンチの施工において、掘削後は浸透面を締め固め、砕石等の充填材を投入した。
3 埋設排水管路の直線部の桝は、埋設管の内径の120 倍以内ごとに設けた。
4 合流式下水道に放流するため、雨水系統と汚水系統が合流する合流桝をトラップ桝とした。

解答と解説: 

答え--- 2
浸透トレンチの施工において、施工時に浸透面( 掘削面)を締め固めないものとし、掘削後は床均しを行わず、直ちに敷設を行う。



No17 照明設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 ハロゲン電球は、光色や演色性が良く、店舗などのスポット照明に用いられる。
2 Hf 蛍光ランプは、高効率、長寿命でちらつきが少なく、事務所などの照明に用いられる。
3 低圧ナトリウムランプは、演色性に優れ、高天井のホールなどの照明に用いられる。
4 高圧水銀ランプは、長寿命であり、屋外の競技場、公園、庭園などの照明に用いられる。

解答と解説: 

答え--- 3
低圧ナトリウムランプの演色性はほとんど無い。
演色性とは色の見え方であり、一般的に自然光に近いものほど「良い」、かけ離れたものほど「悪い」と判断される。低圧ナトリウムランプはオレンジ色でお世辞にも自然光に近いことはない。
視認性は良く、紫外線が発しないので虫が寄ってきにくいから道路、トンネルで採用される。


No18 給排水設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 給水タンクの内部に入って保守点検を行うために設ける円形マンホールの最小内法直径は、45 cm である。
2 屋内の自然流下式横走り排水管の最小勾配は、管径100 mmの場合、1/100とする。
3 通気弁を有しない通気管の末端は、屋根を貫通して大気中に開口する場合、屋根面から20 cm以上立ち上げる。
4 排水トラップの封水深は、阻集器を兼ねるものを除き、5 〜10 cmとする。

解答と解説: 

答え--- 1
保守点検用マンホールは内径60p以上とする。


No19 エレベーター設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 浸水時管制運転は、地盤面より下に着床階がある場合で、洪水等により浸水するおそれがあるときに、エレベーターを避難階に帰着させるものである。
2 自家発時管制運転は、停電時に自家発電源でエレベーターを各グループ単位に順次避難階に帰着させるものである。
3 火災時管制運転は、火災時にエレベーターを避難階に呼び戻すものである。
4 地震時管制運転は、地震感知器との連動によって地震時にエレベーターを避難階に停止させるものである。

解答と解説: 

答え--- 4
地震時管制運転は、地震時にエレベーターを最寄の階に停止させるもの。



No20 数量積算に関する記述として、「公共建築数量積算基準(国土交通省制定)」上、誤っているものはどれか。
1 開口部の内法の見付面積が1箇所当たり0.5 m2 以下の場合は、原則として、型枠の欠除はしない。
2 フープ(帯筋)の長さは、柱のコンクリート断面の設計寸法による周長を鉄筋の長さとする。
3 溶接の数量は、原則として、種類に区分し、溶接断面形状ごとに長さを求め、すみ肉溶接脚長9 mm に換算した延べ長さとする。
4 仕上げの凹凸が0.05 m以下のものは、原則として、凹凸のない仕上げとみなした面積とする。

解答と解説: 

答え--- 3
溶接の数量は、原則として、種類に区分し、溶接断面形状ごとに長さを求め、すみ肉溶接脚長6 mm に換算した延べ長さとする。

問題番号〔N0.21〕〜〔N0.33〕までの13問題のうちから,5問題を選択し,解答してください。
No21 乗入れ構台に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 構台の高さは、躯体コンクリート打設時に、大引下の1階床面の均し作業ができるように考慮して決める。
2 構台の大引材や根太材の構造計算は、強度検討のほかに、たわみ量についても検討する。
3 構台の幅が狭いときは、交差部に、車両が曲がるための隅切りを設ける。
4 構台の支柱の位置は、使用する施工機械、車両の配置によって決める。

解答と解説: 

答え--- 4
乗入れ構台の支柱の位置は、地下工作物、躯体位置、基礎杭、柱、梁、耐力壁を避け、かつ、切梁の位置についても検討調整する。施工機械や車両配置は関係ない。


No22 根切り工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 軟弱地盤のヒービング対策として、大きな平面を分割して掘削を行い、順次コンクリート等で固めてから次の部分の掘削を行った。
2 軟弱地盤のヒービング対策として、根切り土を山留め壁に近接した背面上部に盛土して荷重を増やした。
3 被圧地下水による盤ぶくれ対策として、根切り底面下の地下水位をディープウェルで低下させた。
4 被圧地下水による盤ぶくれ対策として、止水性の山留め壁を被圧帯水層以深の不透水層まで根入れした。

解答と解説: 

答え--- 2
軟弱地盤のヒービング対策で、背面上部に盛土することは逆効果になる。重量は減らすほうが効果がある。


No23 山留め工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 水平切梁工法における腹起しの継手位置は、切梁と火打梁との間又は切梁に近い位置に割り付ける。
2 山留め壁の根入れ長さは、山留め壁の掘削側側圧による抵抗モーメントと背面側側圧による転倒モーメントとのつり合いから決める。
3 山留め壁背面に作用する側圧は、一般に深さに比例して増大する。
4 鋼矢板山留め壁に用いる鋼矢板の許容応力度は、新品の場合はその数値を割増すことができる。

解答と解説: 

答え--- 4
鋼矢板の許容応力度は新旧関係ない。

No24 場所打ちコンクリート杭に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 オールケーシング工法において、軟弱粘性土地盤ではヒービング防止のため、ケーシングチューブの先行量を多くする。
2 アースドリル工法における安定液は、必要な造壁性及び比重の範囲でできるだけ低粘性のものを用いる。
3 リバース工法における1次スライム処理は、底ざらいバケットにより行う。
4 空掘り部分の埋戻しは、一般にコンクリートの打込みの翌日以降、杭頭のコンクリートが初期硬化をしてから行う。

解答と解説: 

答え--- 3
リバース工法におけるスライム処理は、泥水を循環させる方法が一般的。底ざらいバケットはアース工法など直接掘削する方法の場合のスライム処理。



No25 鉄筋の加工及び組立てに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
ただし、dは異形鉄筋の呼び名の数値とする。
1 上下階で柱の断面寸法が異なり、下階の柱の主筋を上階の柱の主筋に連続させるので、主筋の折曲げは、梁せいの範囲で行った。
2 SD 295 Aの鉄筋末端部の折曲げ内法直径の最小値は、折曲げ角度180 °と90 °を同じ値とした。
3 末端部の折曲げ角度が135 °の帯筋のフックの余長を4 dとした。
4 帯筋の加工において、一辺の加工寸法の許容差を±5 mmとした。

解答と解説: 

答え--- 3
135 °の帯筋のフックの余長は6d以上


No26 鉄筋の継手及び定着に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
ただし、dは異形鉄筋の呼び名の数値とする。
1 柱に用いるスパイラル筋の重ね継手の長さを、40 d以上、かつ200 mm以上とした。
2 壁縦筋の配筋において、下階からの縦筋の位置がずれていたので、鉄筋を折り曲げないであき重ね継手とした。
3 梁下端筋の柱梁接合部への定着は、梁下端筋を曲げ上げる形状で定着させた。
4 180 °フック付き重ね継手の長さは、フックの折曲げ開始点間の距離とした。

解答と解説: 

答え--- 1
スパイラル筋の重ね継手、長さ 50d 以上、かつ、30cm 以上


No27 型枠の設計に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 パイプサポートを支保工とするスラブ型枠の場合、打込み時に支保工の上端に作用する水平荷重は、鉛直荷重の5%とする。
2 合板を型枠に用いる場合は、方向性による曲げヤング係数の低下を考慮する。
3 コンクリートの側圧や鉛直荷重に対する型枠の各部材それぞれの許容変形量は、3 mm以下とする。
4 型枠合板の構造計算に用いる材料の許容応力度は、短期許容応力度とする。

解答と解説: 

答え--- 4
仮設材料の許容応力度に用いる場合は長期で検討し、期間などにより1.2〜1.3倍増大させることがある。


No28 コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 粗骨材の最大寸法が大きくなると、所定のスランプを得るのに必要な単位水量は減少する。
2 細骨材率が大きくなると、所定のスランプを得るのに必要な単位セメント量及び単位水量は多くなる。
3 単位セメント量が過小の場合、水密性、耐久性は低下するが、ワーカビリティーがよくなる。
4 計画供用期間の級が標準供用級において、普通ポルトランドセメントを用いる場合の水セメント比の最大値は、65%とする。

解答と解説: 

答え--- 3
単位セメント量が小さくすればワーカビリティは悪くなる。


No29 コンクリートの打込みに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 粗骨材の最大寸法が25 mmの普通コンクリートを圧送する場合、輸送管の呼び寸法は 100 A 以上とする。
2 コンクリート内部振動機(棒形振動機) で締め固める場合、一般に加振時間を1箇所60 秒程度とする。
3 高性能AE 減水剤を用いた高強度コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は、外気温にかかわらず、原則として、120 分を限度とする。
4 スランプ18 cm 程度のコンクリートの打込み速度の目安は、一般にコンクリートポンプ工法で打ち込む場合、20 〜30 m3/h程度である。

解答と解説: 

答え--- 2
締め固める場合、加振時間は1箇所5〜15秒程度。長く加振すると、骨材を分離させてしまう恐れがある。


No30 鉄骨の工作に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 自動ガス切断機で開先を加工し、著しい凹凸が生じた部分は修正した。
2 公称軸径が 24 mmの高力ボルトの孔径を 27 mmとした。
3 鉄骨鉄筋コンクリート造の最上部柱頭のトッププレートに、コンクリートの充填性を考慮して、空気孔を設けた。
4 半自動溶接を行う箇所の組立て溶接の最小ビード長さは、板厚が12mmだったので、40mm とした。

解答と解説: 

答え--- 2
径27mm以下の高力ボルトの孔径はボルト径より2mmを超えて大きくしてはならない。(建基令69条第2項)


No31 鉄骨の建方に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 梁の接合部のクリアランスに矢(くさび)を打ち込んで押し広げる方法は、計測寸法が正規より小さいスパンの微調整に用いられる。
2 鉄骨の建方に先立って行うベースモルタルの施工において、ベースモルタルの養生期間は3日間以上とする。
3 架構の倒壊防止用ワイヤロープを使用する場合、これを建入れ直し用に兼用してはならない。
4 ウェブを高力ボルト工事現場接合、フランジを工事現場溶接接合とする混用接合は、原則として、高力ボルトを先に締め付け、その後溶接を行う。

解答と解説: 

答え--- 3
架構の倒壊防止用ワイヤロープを建入れ直し用に兼用しても差し障り無い。


No32 建設機械に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 アースドリル掘削機は、リバース掘削機に比べ、一般により深い掘削能力がある。
2 クラムシェルは、掘削深さが40 m 程度までの軟弱地盤の掘削に用いられる。
3 ホイールクレーンは、同じ運転室内でクレーンと走行の操作ができ、機動性に優れている。
4 ショベル系掘削機では、一般にクローラー式の方がホイール式よりも登坂能力が高い。

解答と解説: 

答え--- 1
一般に深い掘削能力があるのはリバース掘削機の方である。アースドリル工法は約60m程度、リバース工法は80m程度は施工可能。コスト面ではアースドリル工法の方が一般的に安い。


No33 鉄筋コンクリート造の耐震改修工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 柱の鋼板巻き工法において、角形鋼板巻きとするので、鋼板を2つ割りに分割して製作し、現場で溶接により一体化した。
2 枠付き鉄骨ブレースの設置工事において、現場で鉄骨ブレース架構を組み立てるので、継手はすべて高力ボルト接合とした。
3 既存壁に新たに増打ち壁を設ける工事において、シヤーコネクターを型枠固定用のセパレーターとして兼用した。
4 柱と接する既存の袖壁部分に完全スリットを設ける工事において、袖壁の切欠きは、袖壁厚の1/2の深さまでとした。

解答と解説: 

答え--- 4
袖壁厚の1/2以下かつ70mm以下は部分スリットの定義。完全スリットは完全に縁を切るもので、壁を非構造壁とみなす場合に採用される。
(2007年版建築物の構造関係技術基準解説書  付録1-3.2より)

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