平成22年度 1級建築施工管理技術検定試験  午前問題

No1〜No15までの15問題の内から12問題を選択し、解答してください。
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。
自分で調べた方が絶対に頭に入ります。
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No1 換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 室内空気の一酸化炭素の濃度は、100 ppm 以下となるようにする。
2 第3種機械換気方式は、自然給気と排気機による換気方式で、浴室や便所などに用いられる。
3 必要換気量は、室内の空気環境を良好な状態に保つために必要とされる最小限の取入れ外気量である。
4 営業用の厨房は、一般に窓のない浴室よりも換気回数を多く必要とする。

解答と解説: 

答え--- 1
室内空気の一酸化炭素の濃度は10ppm 以下である。100 ppm だと頭痛が発生する濃度になる。

No2 日照及び日影に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 建物の高さを高くした場合、日影は遠くへ伸びるが、一定の高さを超えると長時間影となる範囲はあまり変化しない。
2 日照図表を用いると、冬至などの特定日に、対象となる建物が特定の地点に及ぼす日照の影響を知ることができる。
3 東西に隣接した建物間の北側の少し離れた場所に生じる、長時間日影となる領域を、島日影という。
4 南面の垂直壁の可照時間は、春分より夏至の方が長い。

解答と解説: 

答え--- 4
夏至の時は太陽の南中高度は高くなるため、南面の可照時間は短い。


No3 マンセル表色系に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 マンセル色相環において、対角線上にある2つの色は、補色の関係にある。
2 明度は、色の明るさを表し、理想的な黒を10、理想的な白を0として、10段階に分けている。
3 彩度は、色の鮮やかさの程度を表し、無彩色軸からの距離で示す。
4 マンセル記号「5Y8/10」のうち、数値「8」は明度を表す。

解答と解説: 

答え--- 2
マンセル表色系では最高明度の白を10とし、理想的な最低明度の黒を0とする。


No4 鉄筋コンクリート造の構造計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 建物に設けるエキスパンションジョイント部のあき寸法は、建物の高さを考慮する。
2 柱の変形能力を高めるため、曲げ降伏強度がせん断強度を上回るように計画する。
3 同一階に同一断面の長柱と短柱が混在する場合は、地震時に短柱の方が先に破壊しやすい。
4 耐震壁は、地震時にねじれ変形が生じないよう、建物の重心と剛心との距離が小さくなるように配置する。

解答と解説: 

答え--- 2
柱について柱の変形能力を高めるためなら、せん断強度の方が強くなければならない。

No5 鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 梁に2個以上の貫通孔を設ける場合、孔径は梁せいの1/3以下、中心間隔は孔径の 倍以上とするのがよい。
2 柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の0.4 %以上とする。
3 柱の靭性を確保するためには、帯筋の径を太くするよりも、間隔を密にすることや中子筋を用いることが有効である。
4 梁のあばら筋にD 10の異形鉄筋を用いる場合、その間隔は梁せいの1/2以下、かつ、250 mm 以下とする。

解答と解説: 

答え--- 2
建基令77条第6号により、柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の0.8 %以上とする。

No6 鉄骨構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 スカラップは、溶接線の交差による割れ等の溶接欠陥や材質劣化を防ぐために設けられる。
2 荷重点スチフナーは、H形鋼の大梁と小梁の接合部などに、大梁の座屈補強のために設けられる。
3 高力ボルトの相互間の中心距離は、ボルト径の2倍以上とする。
4 充分な管理が行われる場合、完全溶込み溶接の許容応力度は、接合される母材の許容応力度とすることができる。

解答と解説: 

答え--- 3
高力ボルトの中心距離は、建基令68条により2.5倍以上とする。


No7 図に示す断面のX─X軸に対する断面二次モーメントの値として、正しいものはどれか。
1 16
2 16
3 56
4 56    

解答と解説: 

答え--- 4
H型の断面二次モーメントは1/12(BH^3-bh^3)により求められるから、
=1/12(4a×6a^3-3a×4a^3)
=1/12(864a^4-192a^4)
=672a^4/12
=56a^4


No8 図に示す架構のC点に集中荷重Pが作用したときの曲げモーメント図として、正しいものはどれか。
1   2
3   4

解答と解説: 

答え--- 1
まず、DE間に応力は発生しないから、記載のある 3、4、は除外
D点で対抗すべき応力がないので1が正解。
斜めになっているが、決して難しい形状ではない。


No9 図に示す梁Aに集中荷重Pが作用したときのたわみδ1 と、梁Bに集中荷重2Pが作用したときのたわみδ2との比として、正しいものはどれか。
ただし、梁の材料及び長さは同一で、梁幅はb、梁せいはd並びに2dとする。
1
1
2
2
3
4
4
8

解答と解説: 

答え--- 3
同一材料なので、この比率は梁の断面係数により決まる。
bh^2/6の公式を当てはめて計算すると、hの2乗分の差が生まれるので、たわみの比率は4倍になる。


No10 セメントに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 中庸熱ポルトランドセメントは、水和熱の発生を少なくするようにつくられたセメントである。
2 早強ポルトランドセメントは、セメント粒子の細かさを示す比表面積(ブレーン値)を小さくして、早期強度を高めたセメントである。
3 高炉セメントB種を用いたコンクリートは、普通ポルトランドセメントを用いたものに比べ、化学的な作用や海水に対する耐久性が高い。
4 フライアッシュセメントB種は、普通ポルトランドセメントに比べて、水和熱が小さく、マスコンクリートに適している。

解答と解説: 

答え--- 2
早強ポルトランドセメントは、比表面積が高いことが特徴。細かく砕くほど比表面積(粒子の表面積)は大きくなる。


No11 鋼材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 引張応力とひずみは、下降伏点まで比例関係にある。
2 炭素の含有量の増加とともに伸びが減少する。
3 ヤング係数は、コンクリートの約10倍である。
4 構造用鋼材には、主として軟鋼が用いられる。

解答と解説: 

答え--- 1
引張応力とひずみは、ある位置までは比例関係だが、比例限界までで、下降伏点に達するときは比例関係ではない。(永久ひずみの発生する降伏運動が発生する)

No12 石材の一般的な特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 花こう岩は、耐磨耗性、耐久性に優れるが、耐火性に劣る。
2 安山岩は、耐久性、耐火性に劣るが、磨くと光沢がでる。
3 大理石は、耐酸性、耐火性に劣り、屋外に使用すると表面が劣化しやすい。
4 凝灰岩は、軟質で加工しやすく、耐火性に優れるが、耐久性に劣る。

解答と解説: 

答え--- 2
安山岩は、火成岩で耐久性、耐火性共に大きい。

No13 日本工業規格(JIS)に規定される金属製折板屋根構成材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 梁と折板との固定に使用するタイトフレームには、ボルト付きタイトフレーム、タイトフレームだけのもの及び端部用タイトフレームがある。
2 折板の結合の形式による区分には、重ね形、はぜ締め形及びかん合形がある。
3 折板の耐力による区分には、1種、2種、3種、4種、5種の5種類があり、1種が最も耐力が大きい。
4 折板の材料による区分には、鋼板製とアルミニウム合金板製がある。

解答と解説: 

答え--- 3
折板の耐力区分は支持できる等分布荷重が定められており、1種は980N/m2、2種は1960N/m2と、980N/m2ごとに大きくなり、5種で4900N/m2以上と定められている。


No14 アスファルト防水材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 有機溶剤タイプのアスファルトプライマーは、ブローンアスファルトなどを揮発性溶剤に溶解したものである。
2 ストレッチルーフィングは、合成繊維不織布にアスファルトを浸透させたものである。
3 改質アスファルトは、合成ゴム又はプラスチックを添加して性質を改良したアスファルトである。
4 アスファルトルーフィング1500は、アスファルトを1巻当たり1,500g浸透させたものである。

解答と解説: 

答え--- 4
アスファルトルーフィングは940、1300、1500などがあり、旧規格では22kg品、30kg品、35kg品と呼ばれていた。
これは単位面積質量で、1500とは 1500g/u以上(1uの重量が1.5kg以上)ということ。
昔は巻き重量が35kgという規格だったので勘違いしないように。


No15 床材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 コンポジションビニル床タイルは、ホモジニアスビニル床タイルよりバインダー量を多くした床タイルである。
2 リノリウムシートは、あまに油、松脂、コルク粉、木粉、炭酸カルシウム等を練り込んで、麻布を裏打ち材として成型した床シートである。
3 ゴム床タイルは、天然ゴム、合成ゴム等を主原料とした弾性質の床タイルである。
4 コルク床タイルは、天然コルク外皮を主原料として、必要に応じてウレタン樹脂等で加工した床タイルである。

解答と解説: 

答え--- 1
コンポジションビニル床タイルは一般に「Pタイル」と呼ばれているもの。Pタイルは商品名だが、建築業界では一般名詞になっていますね。普通は1層で構成されています。
ホモジニアスビニル床タイルはPタイルに比較すると層が厚いです。
バインダーは、ビニル樹脂に可塑剤と安定剤を加えたものです。
このバインダー量とはこの2つの商品の区分に大きな意味があり、バインダー含有率が30%以上のものを「ホモジニアスビニル床タイル」未満のものを「コンポジションビニル床タイル」と区分してあります。

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