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※ 問題番号No.1 からNo.14までの14問題は必須問題です。全問題を解答してください。


No1 地球環境問題に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 オゾン層が破壊されると、太陽光に含まれる紫外線の地表への到達量が増大して、生物に悪影響を及ぼす。
2 指定フロン(HCFC)は、補充用を除き2020年までに、生産・輸出入が禁止されることになっている。
3 FC-134a は、オゾン層破壊係数0(ゼロ)の代替フロンとして開発されたが、地球温暖化係数が高いため普及していない。
4 アンモニア(NH3)は、オゾン層破壊係数は大きいが、地球温暖化係数が0(ゼロ)の自然冷媒である。

解答と解説: 

答え--- 4
アンモニア(NH3)のオゾン層破壊係数、地球温暖化係数、共に0である。


No2 室内の空気環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 燃焼において、一般に、酸素濃度が19%を下回ると不完全燃焼が著しくなり、一酸化炭素の発生量が多くなる。
2 臭気は、臭気強度や臭気指数で表され、空気汚染を知る指標とされている。
3 ホルムアルデヒドは、シックハウス症候群の原因物質の1つであるが、濃度が0.1 mg/m3程度になると死に至ることもある。
4 浮遊粉じんの環境基準値は、重量濃度で示されている。

解答と解説: 

答え--- 3
0.1mg=0.1ppmであるが、気管への刺激がある程度で、死へ至るほどの濃度ではない。
死亡又はそれに近い中毒症になるのは50ppm以上。


No3 水質に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 ノルマルヘキサン抽出物質含有量とは、ノルマルヘキサンに可溶性のある油分などのことをいい、主に動植物油脂類と鉱物油などの油状物質量のことである。
2 CODとは、水中に含まれる有機物及び無機性亜酸化物の量を示す指標として用いられ、微生物によって酸化分解される際に消費する酸素量で表される。
3 TOC とは、水中に存在する有機物に含まれる炭素の総量で、水中の総炭素量から無機性炭素量を引いて求めたものである。
4 DOとは、水中に溶けている酸素のことで、水中生物の活動に影響を与えるため水質の重要な測定項目である。

解答と解説: 

答え--- 2
CODは化学的酸素要求量。設問はBOD、生物化学的酸素要求量の説明である。


No4 流体に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 空気の粘性係数は、一定の圧力のもとでは、温度の上昇とともに大きくなる。
2 流体の粘性により生じるせん断応力は、一般に、流体が接する物体の表面近くで大きくなる。
3 水の密度は、1気圧のとき、4℃付近で最大となる。
4 管内の流れは、レイノルズ数が小さいときに乱流、大きいときに層流となる。

解答と解説: 

答え--- 4
層流は規則正しい運動の状態の流れであるので、通常はレイノルズ数が小さい場合。レイノルズ数が大きいと乱流となる。


No5 管路内の流体に関する文中、内に当てはまる数値として、適当なものはどれか。
「流体が管路の直管部を流れる場合において、管径が2倍で流速が等しいとき、摩擦による圧力損失は倍になる。
ただし、圧力損失はダルシー・ワイスバッハの式によるものとし、管摩擦係数は一定とする。」
1 1/4
2 1/2
3 2
4 4

解答と解説: 

答え--- 2
ダルシー・ワイスバッハの式は、円管の直管部の中を流れるときの摩擦損失圧力(凾)を表す式
ダルシー・ワイスバッハの式

λ:管の摩擦係数
:管長
ρ:流体の密度
V :流速
d:管の直径(内径)

摩擦損失圧力は
1.管長に比例し管の直径に反比例する
2.流速の2乗に比例する。

摩擦損失圧力は管の直径に反比例するので、管径が2倍になれば摩擦損失圧力は1/2倍になる。




No6 図に示す管路内を空気が流れる場合において、B点の静圧の値として、適当なものはどれか。
ただし、A点の全圧は80 Pa、B点の風速は10 m/s、A点とB点との間の圧力損失ΔPは10 Pa、空気の密度は1.2 kg/m3とする。
1 5Pa
2 10Pa
3 15Pa
4 20Pa

解答と解説: 

答え--- 2
B点の動圧は、Pd=V^2/2×p=10^2/2×1.2=60pd
B点の静圧=A点全圧-B点動圧-距離間の圧力損失=80-60-10=10Pa

No7 熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 気体を断熱膨張させても、その温度は変化しない。
2 液体の定圧比熱と定容比熱は、ほとんど同じ値である。
3 融解熱や気化熱のように、状態変化のみに費やされる熱を潜熱という。
4 等方性を有する物質の体膨張係数は、線膨張係数の3倍にほぼ等しい。

解答と解説: 

答え--- 1
気体が断熱された状態で膨張すると圧力は減少し、温度は下降する。


No8 湿り空気の性質に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
 
1 湿り空気を露点以下の冷却コイルで冷却すると、絶対湿度は降下する。
2 湿り空気を水スプレーで加湿すると、乾球温度は上昇する。
3 飽和湿り空気の温度を上げても、絶対湿度は変わらない。
4 飽和湿り空気の温度を下げても、相対湿度は変わらない。

解答と解説: 

答え--- 2
湿度に影響して温度が上下するのは湿球温度である。


No9 燃焼に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
 
1 燃焼ガス中の窒素酸化物の量は、一般に、高温燃焼時よりも低温燃焼時の方が少ない。
2 ボイラーの燃焼において、熱損失を少なくするためには、空気過剰率は大きいほど望ましい。
3 低発熱量とは、高発熱量から潜熱分を引いた熱量をいう。
4 理論空気量とは、燃料を完全燃焼させるために理論的に必要な最小の空気量をいう。

解答と解説: 

答え--- 2
空気過剰率は混合気中の空気の余裕度である。小さすぎると燃焼不十分であるが、逆に大きすぎるとボイラー炉内の温度が下がることになるので効率が下がってしまう。よって大きいほど良いは誤り。


No10 音に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
 
1 ロックウールやグラスウールは、一般に、低周波数域よりも中・高周波数域の音をよく吸収する。
2 音圧レベル50 dBの音を2つ合成すると、53 dBになる。
3 音の大きさは、その音と同じ大きさに聞こえる1,000 Hzの純音の音圧レベルの数値で表す。
4 NC曲線の音圧レベル許容値は、周波数が高いほど大きい。

解答と解説: 

答え--- 4
NC曲線では低音になるほど(周波数が低いほど)音圧レベルは高くなる。




No11 電動機のインバータ制御に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 汎用インバータでは、一般に、出力周波数の変更に合わせて出力電圧を制御する方式が用いられる。
2 インバータによる運転は、電圧波形にひずみを含むため、インバータを用いない運転よりも電動機の温度が高くなる。
3 インバータによる始動方式は、直入始動方式よりも始動電流が大きいため、電源容量を大きくする必要がある。
4 三相かご形誘導電動機は、インバータにより制御することができる。

解答と解説: 

答え--- 3
インバータによる始動方式のほうが直入始動方式よりも始動電流が小さい。


No12 電気工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 合成樹脂製可とう電線管のPF管を、直接コンクリートに埋め込んで施設した。
2 金属管工事で、三相3線式回路の電線を同一の金属管に収めた。
3 合成樹脂製可とう電線管のCD管相互の接続に、カップリングを用いた。
4 人が触れるおそれがある使用電圧が400 Vの金属管に、D種接地工事を施した。

解答と解説: 

答え--- 4
D種接地工事は直流で300V以下、交流で150V以下の機器に施すものである。400VならC種接地工事が必要。


No13 図に示す集中荷重P が作用する梁の曲げモーメント図と配筋図の組合せのうち、適当なものはどれか。
1
2
3
4

解答と解説: 

答え--- 2
両端が固定されていない。(ピン又はローラー端)であれば、端部の応力は0となる。よって三角形のモーメント図で、主筋配筋は下部のみで可。折曲げ筋は端部にモーメント荷重がかかる場合(上部側に応力がかかる)である。


No14 鉄筋コンクリートに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 水セメント比が大きいほど、コンクリートの中性化が遅くなる。
2 外気温度が高くなると、凝結、硬化が早くなる。
3 鉄筋とコンクリートは、線膨張係数が常温ではほぼ等しく、付着性もよい。
4 鉄筋コンクリート構造は、一般に、柱や梁を剛接合し、これに荷重を負担させるラーメン構造としている。

解答と解説: 

答え--- 1
水セメント比が大きいとは、柔らかい、シャブコンと言われる状態に近いこと。中性化はそのようなコンクリートに発生しやすい。中性化(コンクリートの劣化)を避けるなら水セメント比は施工可能な範囲で出来る限り小さくすべきである。





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平成28年度1級管工事施工管理技士 学科午前問題No1 No.01〜No.14
学科午前問題No2 No.15〜No.29
学科午前問題No3 No.30〜No.44
学科午後問題No1 No.01〜No.15
学科午後問題No2 No.16〜No.29
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