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※ 問題番号No.1〜No.15 までの15 問題のうちから10 問題を選択し解答してください。


No1 10 Ωの抵抗に100 Vの電圧を一定時間加えたとき、この抵抗に3×105 Jの熱量が発生した。
加えた時間として、正しいものはどれか。
1 5 分
2 12分
3 21分
4 50分

解答と解説: 

答え--- 1
ジュールの法則を利用して求める。
Q=RI2 [J]  オームの法則より、I=V/RよりQ=(V2/R)t 
t=(R/V2)Q =10/100×3×105=300秒→5分


No2 図に示すスイッチSを入れたとき、環状鉄心の一次コイルの電流i 1〔A〕が0.1 msの間に0.5 A 変化し、二次コイルに誘導起電力e 2〔V〕が3 V発生した。このときの相互インダクタンスM の値〔mH〕として、正しいものはどれか。
ただし、漏れ磁束はないものとする。
1 0.15 mH
2 0.3 mH
3 0.6 mH
4 1.2 mH

解答と解説: 

答え--- 3
誘導起電力e 2〔V〕は、で求めることができる。
e 2=3V t秒間に0.5A変化するのでより、
相互インダクタンスM を求めるため式を入れ替えると、M=-3×0.2=0.6 mH

No3 図に示す三相対称交流回路において、三相平衡負荷の消費電力が2 kWである場合の抵抗Rの値〔Ω〕として、正しいものはどれか。
1 20 Ω
2 60 Ω
3 180 Ω
4 540 Ω

解答と解説: 

答え--- 3
Y結線とΔ結線を組み合わせると、回路内に流れる電流はr+r=2r、抵抗RはRとR+Rの並行回路となる。Δ結線のRΔは,となるので、が成立する。
これでr=R/3が1相だとわかる。これにより単相はR/3=200Vになる。
3相なら3Pとして、P=V×I、V=I×rより、I=V/rから 単相P=3V2/R、
3相なら となり、 V=200V、P=2000Wを代入して求めると となる。


No4 電流力計形計器に関する記述として、不適当なものはどれか。
1 交流専用の計器である。
2 電力計として使用できる。
3 固定コイルの磁界の中に、可動コイルを配置している。
4 固定コイルの作る磁界が弱いので、外部磁界の影響を受けやすい。

解答と解説: 

答え--- 1
電流力計形計器は直流交流両用の計器である。



No5 図に示す回路を論理式に置き換えたものとして、正しいものはどれか。
1 A+B+C =Z
2 A・B・C =Z
3 (A+B)・C =Z
4 A・(B+C) =Z

解答と解説: 

答え--- 4
直列回路なら、その回路は乗じて求め、並列の場合は、回路ごとの値を加算する。この論理式は(A×B)+(A×C)=Zになるので、A・(B+C) =Zが妥当である。





No6 図は、同期発電機において電機子巻線抵抗を無視したときの、負荷電流I、誘導起電力E、出力電圧Vの関係を示したベクトル図である。この図に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 ∠δ は、負荷角(内部相差角)を表している。
2 ベクトルVxは、同期リアクタンス降下を表している。
3 負荷電流Iの位相が遅れるほど、出力電圧Vの大きさは、誘導起電力Eより大きくなる。
4 発電機が負荷に電力を送っている場合、誘導起電力Eの位相は、出力電圧Vより進んでいる。

解答と解説: 

答え--- 3
誘引起電力Eが一定で、負荷電力が遅れる、つまり位相差角が大きくなれば出力電圧Vno大きさは誘引起電力Eより小さくなることになる。


No7 変圧器の負荷電流に対する効率と損失を表すグラフとして、適当なものはどれか。
1
2
3
4

解答と解説: 

答え--- 4
鉄損は周波数、電圧が一定であれば電力に関係なく一定となる。
銅損は負荷電力の2乗に比例する。よってカーブを描く変化になる。


No8 高圧進相コンデンサに関する記述として、「日本工業規格(J I S)」上、誤っているものはどれか。
1 保安装置内蔵コンデンサは、蒸着電極コンデンサの内部に異常が生じた際、異常素子又は素体に電圧が加わらないように切り離しできる装置を組み込んだコンデンサである。
2 蒸着電極コンデンサは、蒸着金属を電極としており、自己回復することができないコンデンサである。
3 乾式コンデンサは、コンデンサ内部に、80 ℃において流動性のない固体含浸剤又は気体を充てんしたコンデンサである。
4 集合形コンデンサは、適切な個数の単器形コンデンサを1個の共通容器又は枠に収めて1個の単器形コンデンサと同等に取り扱えるように構成したコンデンサである。

解答と解説: 

答え--- 2
蒸着電極コンデンサ(SHコンデンサ)は自己回復するコンデンサである。SHとは、Self Healingの略である。自己回復しないコンデンサは、箔電極(NH)コンデンサである。
NHはNon-self Healingの略である。


No9 水力発電における水車の調速機に関する記述として、不適当なものはどれか。
1 発電機の負荷変動に応じて、ガイドベーンを開閉して水の流入量を調整する。
2 発電機と系統との並列運転が解けた場合には、発電機の電圧低下を防止する。
3 調速機は、並列運転している発電機の負荷分担を自由に変える役割を有する。
4 発電機が系統と並列運転するまでは、自動同期装置などの信号により調速制御を行う。

解答と解説: 

答え--- 2
発電機と系統との並列運転が解けた場合には、発電機の電圧上昇を防止する。


No10 変電所の変圧器の中性点接地方式において、非接地方式と比較した直接接地方式の特徴に関する記述として、不適当なものはどれか。
1 1線地絡時の保護継電器の動作が確実である。
2 1線地絡時の誘導障害が大きい。
3 1線地絡時の健全相の電圧上昇が大きい。
4 変圧器の巻線の絶縁を軽減することができる。

解答と解説: 

答え--- 3
非接地方式と比較した直接接地方式の特徴として、1線地絡時の健全相の電圧はほとんど上昇することはない。




No11 電力系統の安定度向上対策に関する記述として、不適当なものはどれか。
1 系統のリアクタンスを小さくする。
2 直列リアクトルを設置する。
3 発電機に速応励磁方式を採用する。
4 高速度保護リレー方式を採用する。

解答と解説: 

答え--- 2
直列リアクトルの設置は安定度向上対策というより、電圧波形のひずみ増大を抑制する目的で設ける。



No12 図に示す単相 線式の配電線がある。AB間の電圧Vabの値〔V〕とBC間の電圧Vbcの値〔V〕の組合せとして、正しいものはどれか。
ただし、配電線は抵抗分のみとし、各負荷の力率は100 %とする。
Vab Vbc
1 94 V 97 V
2 95 V 96 V
3 96 V 95 V
4 96 V 97 V

解答と解説: 

答え--- 1
電流の中央線に流れるのはA側とC側の差なので25-20=5Aが左側に流れる。
キルヒホッフの法則より、Vab はV-IA-IB=100-25×0.2-5×0.2=94V
Vbc は100-5×0.2-20×0.2=97V この組み合わせになる。


No13 屋内照明に関する記述として、不適当なものはどれか。
1 相関色温度3 300 K未満の光源の光色は、暖色系に分類される。
2 精密な作業における演色性については、平均演色評価数Raの最小値として80が推奨されている。
3 照度均斉度とは、作業領域における最大照度に対する平均照度の比である。
4 グレアは、人に不快感を及ぼす不快グレアと視対象物を見えにくくする減能グレアに分類される。

解答と解説: 

答え--- 3
照度均斉度は、作業領域における面上の最小照度の、平均照度に対する比である。


No14 鉛蓄電池に関する記述として、不適当なものはどれか。
1 極板の種類には、主としてペースト式とクラッド式がある。
2 蓄電池の内部抵抗は、残存容量の減少に伴い減少する。
3 蓄電池から取り出せる容量は、放電電流が大きくなるほど減少する。
4 定格容量は、規定の条件下で放電終止電圧まで放電したとき、取り出せる電気量である。

解答と解説: 

答え--- 2
蓄電池の内部抵抗は、残存容量の減少に伴い増大する。


No15 三相誘導電動機に関する記述として、不適当なものはどれか。
1 電動機の出力は、角速度とトルクを乗じることで求められる。
2 同期速度は、電源周波数と極数を乗じることで求められる。
3 滑りは、同期速度と回転子速度の差を同期速度で除すことで求められる。
4 電動機の実測効率は、電動機出力を電動機入力で除すことで求められる。

解答と解説: 

答え--- 2
同期速度 
f=電源周波数、
P=極数 で求める。
なので乗じるが誤り。除して求めるが正しい。




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