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※ 問題は全て必須ですから、40 問題全部を解答してください。

問題31 植栽基盤について現場で調査するときの「調査項目」とその「一般的な調査方法」の組合せとして、適当でないものはどれか。
    (調査項目) (一般的な調査方法)
1 土壌硬度  ----  長谷川式土壌貫入計による測定
2 土壌pH  ----   EC メーターによる測定
3 排水性  ----   現場簡易透水試験器による測定
4 土性  ----   指触による判定

解答と解説: 

答え--- 2
EC メーターによる測定は土壌診断の内、土壌導電率(EC)を計測するものである。土壌pHはpHメーターを使用する。機器によってはEC、pHともに計測可能なものもある。


問題32 「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」における樹木の品質規格に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 樹姿に関する「枝葉の配分」については、「樹種の特性に応じて節間が詰まり、枝葉の密度が良好であること。」を判定する。
2 樹姿に関する「下枝の位置」については、「樹冠を形成する一番下の枝の高さが適正な位置であること。」を判定する。
3 樹勢に関する「樹皮(肌)」については、「損傷がないか、その痕跡がほとんど目立たず、正常な状態を保っていること。」を判定する。
4 樹勢に関する「病虫害」については、「発生がないもの。過去に発生したことのあるものにあっては、発生が軽微でその痕跡がほとんど認められないよう育成されたものであること。」を判定する。

解答と解説: 

答え--- 1
樹姿に関する「枝葉の配分」については、配分が四方に均等であること。である。
設問の説明は「枝葉の密度」についての説明である。


問題33 建設工事の出来形管理として、設計寸法に対する出来形寸法(実測値)が規格値を満足していないものはどれか。
    設計寸法(mm) 出来形寸法(mm) 規格値(mm)
1 1,500  ----  1,540  ----  −30
2 2,000  ----   2,020  ----  ±30
3 2,500  ----   2,440  ----  −50
4 3,000  ----   2,920  ----  ±100

解答と解説: 

答え--- 3
設計寸法2500に対して2440なら規格値-50までを超えていて、満足していない。規格値がマイナスのみなら、プラス側(大きい方)は許容値は存在していないことになる。




問題34 次の(イ)〜(ハ)の記述のうち、工事現場で一般的に行う労働安全衛生管理に関する記述として、適当なものを全て示したものはどれか。
(イ) 搬入した材料の置場として、通路内を避けるだけでなく分電盤や操作盤の前面も避け、作業に適した場所を選定した。
(ロ) 工事用設備について、特定の点検責任者を定めず、作業員各人の責任で点検を行わせた。
(ハ) 熱中症予防対策として、めまいなどの自覚症状の有無にかかわらず、水分及び塩分を作業前後と作業中に定期的に摂取させた。
1 (イ)
2 (イ)、(ロ)
3 (イ)、(ハ)
4 (ロ)、(ハ)

解答と解説: 

答え--- 3
工事用設備について、特定の点検責任者は定めて点検を実施する。作業員各人も使用前に点検することが望ましい。


問題35 移動式クレーンを用いた作業に関する記述のうち、「労働安全衛生法」上、正しいものはどれか。
1 吊り上げ荷重12 tの移動式クレーンの運転の業務について、小型移動式クレーン運転技能講習を修了した者を当該業務に就かせた。
2 移動式クレーンを用いて荷を吊り上げる際、その定格荷重をこえることが見込まれたので、鉄板を敷設した上で、フックの外れ止め装置を使用した。
3 移動式クレーンでハッカーを用いて玉掛けをした荷が吊り上げられているときは、合図者以外には、吊り荷の下に労働者が立ち入ることを禁止した。
4 強風のために移動式クレーンに係る作業を中止した際、当該機械が転倒するおそれがあったので、ジブの位置を固定した。

解答と解説: 

答え--- 4
強風のために移動式クレーンに係る作業を中止した際は、ジブは縮めて下げておく。縮められない場合も倒しておくことが原則である。


問題36 移動はしごを用いた作業に関する記述のうち、安全管理上、適当でないものはどれか。
1 幅25 cm で著しい損傷や腐食がない丈夫な構造のはしごを用いた。
2 踏み桟が30 cm の等間隔に設けられているはしごを用いた。
3 はしごを設置する際に立て掛け角度を75 度にした。
4 やむを得ず、はしごを継いで用いなければならなかったため、接続部を1.5m重ね合わせて堅固に固定して用いた。

解答と解説: 

答え--- 1
移動はしごの幅は、30cm以上とすること



問題37 「都市公園法」に関する次の記述の()、()に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「( )とは、都市公園の効用を全うするために当該都市公園に設けられるものであり、( )などが該当する。」
    () ()
1 公園施設  ----  図書館や警察署の派出所
2 公園施設  ----   野外劇場や体験学習施設
3 占用物件  ----   保育所や診療所
4 占用物件  ----   水族館や動物園

解答と解説: 

答え--- 2
(公園施設)とは、都市公園の効用を全うするために当該都市公園に設けられるものであり、(野外劇場や体験学習施設)などが該当する。
公園施設は都市公園法第2条2項で定められていて、図書館や警察署の派出所を公園内に設ける場合は、利用に著しい支障を及ぼさず、かつ、必要やむを得ないと認められるものとして公園管理者が許可した場合は設けることが出来る施設である。(都市公園法7条、都市公園法施行令12条2項)


問題38 「建設業法」に関する次の記述の()、()に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「建設業の許可を受けている建設業者は、請け負った建設工事を施工する場合には、当該工事現場における建設工事の施工の技術上の管理をつかさどるものとして、現場に( )を置かなければならない。
また、発注者から直接建設工事を請け負った特定建設業者が、政令で定める金額以上を下請契約して当該建設工事を施工する場合は、( )ではなく( )を現場に置かなければならない。」
    () ()
1 主任技術者  ----  現場代理人
2 主任技術者  ----   監理技術者
3 現場代理人  ----   主任技術者
4 現場代理人  ----   監理技術者

解答と解説: 

答え--- 2
主任技術者は請け負った工事に対して置かなければならないもの。監理技術者は発注者から直接工事を請け負った建設業者(元請)は、その下請契約の請負代金の額が4,000万円以上 (建築一式工事の場合は6,000万円以上)となる場合に設けなければならない。




問題39 「建設業法」に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
1 工事現場における建設工事の施工に従事する者は、主任技術者又は監理技術者がその職務として行う指導に従わなければならない。
2 造園工事業に関する建設工事について実務経験が10年以上ある者は、造園工事の主任技術者になることができる。
3 建設業者は、建設工事の担い手の育成及び確保その他の施工技術の確保に努めなければならない。
4 建設業者は、建設工事の注文者から工事内容の経費の内訳を明らかにした見積書の請求があったときは、請負契約が成立した後、ただちに交付しなければならない。

解答と解説: 

答え--- 4
建設業者は、建設工事の注文者から請求があつたときは、請負契約が成立するまでの間に、建設工事の見積書を提示しなければならない。しかし、経費の内訳まで明らかにする必要はない。
工事の種別ごとに材料費、労務費その他の経費の内訳を明らかにするのは努力目標であり、義務ではないし、経費における労務保険等について値引き交渉とすることは、労務者への権利侵害として発注者側の不当要求となる恐れがある。


問題40 安全衛生教育に関する次の(イ)〜(ハ)の記述のうち、「労働安全衛生法」上、正しいものを全て示したものはどれか。
(イ) 事業者は、労働者を雇い入れたときは、当該労働者が従事する業務に関する安全又は衛生のための教育を行わなければならない。
(ロ) 事業者は、労働者の作業内容を変更したときは、当該労働者が従事する事業に関する安全又は衛生のための教育を行わなければならない。
(ハ) 事業者は、建設業の事業場で、新たに職務につくこととなった職長等に対し、安全又は衛生のための教育を行わなければならない。
1 (イ)、(ロ)
2 (イ)、(ハ)
3 (ロ)、(ハ)
4 (イ)、(ロ)、(ハ)

解答と解説: 

答え--- 4
すべての事項が正しい。





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令和01年度2級造園施工管理技士(後期) 学科問題No.1  問題.01〜問題.10
学科問題No.2  問題.11〜問題.20
学科問題No.3  問題.21〜問題.30
学科問題No.4  問題.31〜問題.40
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