平成23年度 2級造園施工管理技術検定試験  学科試験問題 Page4

※ 問題はすべて必須ですから、50問題全部を解答してください。
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。
自分で調べた方が絶対に頭に入ります。
Google
No 31 人力により5日以内で完了することのできる次の高木(幹周15 cm未満)の植栽工事の正誤の組合せとして,正しいものはどれか。
ただし,歩掛は100 本当たり25 人/日とする。
(イ) 高木85 本の植栽工事を5人/日で施工する。
(ロ) 高木140 本の植栽工事を7人/日で施工する。
(イ) (ロ)
1 ………
2 ………
3 ………
4 ………

解答と解説: 

答え--- 1
歩掛として100÷25=4本 一人あたり4本/日となるので、
(イ) は5人×4本×5日=100本>85本により正しい。
(ロ) は7人×4本×5日=140本≧140本により正しい。


No 32 施工計画に関する記述のうち,適当なものはどれか。
1 労務計画には,作業員の安全管理活動や安全教育の方法についての計画が含まれる。
2 仮設備計画には,工事発生品の再利用方法についての計画が含まれる。
3 環境保全計画には,工事用車両による沿道障害の防止対策についての計画が含まれる。
4 資材計画には,施工方法に合わせた機械の使用台数についての計画が含まれる。

解答と解説: 

答え--- 3
工事発生品の再利用方法は資材計画。施工方法に合わせた機械の使用台数は労務計画。



No 33 下図に示す施工管理の一般的な手順を示したデミング・サークルの(A),(B)に当てはまる(イ)〜(ハ)の作業内容の組合せとして,適当なものはどれか。
(イ) 計画どおりでない場合は対策をとる。
(ロ) 計画に適合しているか調べる。
(ハ) 施工計画を作る。
(A) (B)
1 (イ) ……… (ロ)
2 (イ) ……… (ハ)
3 (ロ) ……… (イ)
4 (ハ) ……… (ロ)

解答と解説: 

答え--- 3
PDCAサイクルのうち、計画、実行は記載してあるのでAは検証、Aは処理に該当するものになる。よって、Aは計画に適合しているか調べる。Bは計画どおりでない場合は対策をとる。が正しい。


No 34 建設副産物のうち,産業廃棄物に該当しないものはどれか。
1 あずまやの撤去に伴い生じた木くず
2 ケヤキ並木の管理に伴い生じた剪定枝葉
3 便所の改修に伴い生じたコンクリート破片
4 スプリング遊具の設置に伴い生じたプラスチック梱包材

解答と解説: 

答え--- 2
工作物・建築物の工事に伴い発生するものは産業廃棄物に該当する。剪定枝葉はそれに該当しない。

No 35 下図に示すネットワーク式工程表で表される工事におけるクリティカルパスの日数として,正しいものはどれか。
1 10日
2 11日
3 12日
4 13日

解答と解説: 

答え--- 4
クリティカルパスは、B→D→Gで13日になる。



No 36 工期と建設費との関係に関する次の記述の(A)〜(C)に当てはまる語句の組合せとして,適当なものはどれか。
「建設費には直接費と間接費があり,( A ) は,一般に,ノーマルタイム(標準時間)で最大に,クラッシュタイム(特急時間)で最小になる。
( B ) は,一般に,施工速度を速めると,工期の短縮に伴って( C )。」
(A) (B) (C)
1 直接費 --- 間接費 --- 増加する
2 間接費 --- 直接費 --- 増加する
3 直接費 --- 間接費 --- 減少する
4 間接費 --- 直接費 --- 減少する

解答と解説: 

答え--- 2
間接費はノーマルタイム(標準時間)で最大に,クラッシュタイム(特急時間)で最小になる。直接費は施工速度を速めると,工期の短縮に伴って増加する。



No 37 次の(イ)〜(ニ)のうち,経済的工程計画の立案に際しての一般的な留意事項に関する記述として,適当なものの個数はどれか。
(イ) 合理的に最小限の一定数の作業員をもって,全工事期間を通じて稼働作業員数の不均衡をできるだけ少なくする。
(ロ) 施工用機械設備はできるだけ反復使用を避ける。
(ハ) 仮設備工事,現場諸経費を合理的な範囲で最小限にする。
(ニ) 施工の段取り待ち,材料の搬入待ちをできるだけ少なくする。
1 1個
2 2個
3 3個
4 4個

解答と解説: 

答え--- 3
施工用機械設備はできるだけ反復使用をする。イ、ハ、ニが適当。



No 38 次の(イ)〜(ニ)のうち,設計寸法に対する出来形寸法として,規格値を満足しているものの個数はどれか。
出来形寸法(mm) 設計寸法(mm) 規格値(mm)
(イ) 1,075 --- 1,000 --- ±50
(ロ) 1,850 --- 1,800 --- −30
(ハ) 2,050 --- 2,000 --- ±50
(ニ) 3,850 --- 4,000 --- −100
1 1個
2 2個
3 3個
4 4個

解答と解説: 

答え--- 2
規格値を満足しているものは(ロ)と(ハ)である。(ロ)はマイナス側でないのでOK。


No 39 下図に示すヒストグラムの判断に関する記述のうち,最も適当なものはどれか。
1 上限規格値外に飛び離れたデータがあり,検討を要する。
2 規格値に対するゆとりもあり,また,平均値が規格の中央付近にあり,良好である。
3 下限規格値を外れるものがあり,平均値を大きい方にずらす処置が必要である。
4 将来,少しの変動でも規格を外れるものがでる可能性があり,注意が必要である。

解答と解説: 

答え--- 4
上限規格値、下限規格値共に外れてはいないが、余裕もない。ギリギリの状態なので規格を外れる可能性があり、注意が必要である。

No 40 アスファルト舗装における路盤工の品質管理に関する試験方法として,適当でないものはどれか。
1 圧縮強度試験
2 含水比試験
3 CBR 試験
4 平板載荷試験

解答と解説: 

答え--- 1
圧縮強度試験はコンクリートなどの強度試験なのでアスファルト舗装とは関係ない。含水比試験や平板載荷試験は路盤の品質管理試験である。


前のページ TOP 次のページへ
2級造園施工管理技術検定
学科試験問題 問題番号No. 1〜No.10
問題番号No. 11〜No.20
問題番号No. 21〜No30
問題番号No. 31〜No.40
問題番号No. 41〜No.50

実地試験問題 問題番号1、2、3