ホ. 受検種別「仕上げ」 Page7

受検種別受検種別ごとに解答する問題No.と選択による解答数の内訳
建築」で受検する方が解答する問題
イ. 共通
〔No.1〕〜〔No.14〕 までの14問題のうちから9問題を選択し、解答してください。
〔No.15〕〜〔No.17〕 までの3問題は、全問題解答してください。
〔No.18〕〜〔No.25〕 までの8問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
〔No.26〕〜〔No.35〕 までの10問題は、全問題解答してください。
ロ. 〔No.36〕〜〔No.50〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
ハ. 〔No.51〕〜〔No.65〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
躯体」で受検する方が解答する問題
イ. 共通
〔No.1〕〜〔No.14〕 までの14問題のうちから9問題を選択し、解答してください。
〔No.15〕〜〔No.17〕 までの3問題は、全問題解答してください。
〔No.18〕〜〔No.25〕 までの8問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
〔No.26〕〜〔No.35〕 までの10問題は、全問題解答してください。
ロ. 〔No.36〕〜〔No.50〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
ニ. 〔No.66〕〜〔No.80〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
仕上げ」で受検する方が解答する問題
イ. 共通
〔No.1〕〜〔No.14〕 までの14問題のうちから9問題を選択し、解答してください。
〔No.15〕〜〔No.17〕 までの3問題は、全問題解答してください。
〔No.18〕〜〔No.25〕 までの8問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
〔No.26〕〜〔No.35〕 までの10問題は、全問題解答してください。
ハ. 〔No.51〕〜〔No.65〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
ホ. 〔No.81〕〜〔No.95〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。



※ 問題番号〔No.81〕〜〔No.95〕までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。


No81 アスファルト防水工事におけるストレッチルーフィングによる増張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 保護防水密着工法において、プレキャストコンクリート床材の継手目地部は、双方の床材に100 mm ずつ張り掛ける絶縁増張りとした。
2 露出防水絶縁工法において、スラブとパラペットとの取合い入隅部の増張りは、成形キャント材の取付け前に行った。
3 出隅及び入隅の増張りのストレッチルーフィング相互の重ね幅は、30 mm 程度とした。
4 ルーフドレン回りの増張りは、幅300 mm 程度とし、ドレンのつばに100 mm 程度張り掛けた。

解答と解説: 

答え--- 2
成形キャント材は、アスファルト防水の入隅などに面取りが必要な場合に用いるプラ材料である。よって入隅部の増張りの前に取り付ける部材である。


No82 塗膜防水工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 プライマーの塗布において、下地の吸込みが激しいため、増塗りを行った。
2 下地コンクリートの出隅及び入隅とも、直角に仕上げた。
3 主剤と硬化剤の混合は、出力が大きく回転の遅い攪拌(かくはん)機を使用して行った。
4 通気緩衝シートの継目は、すき間や重なり部をつくらないようにシート相互を突付けとし、ジョイントテープを張り付けた。

解答と解説: 

答え--- 2
塗膜防水工事の場合、入隅は直角で良いが、出隅は面取りをする必要がある。アスファルト防水の場合は入隅も面取りをするが、シート防水や塗膜防水では実施しない。(FRP防水は除く)


No83 内壁空積工法による石張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 石材の大きさは、石材1枚の面積を0.8 m2 以下とした。
2 引き金物用の道切りは、工事現場において、石の据付け前に加工した。
3 引き金物と下地の緊結部分は、取付け用モルタルを充填し被覆した。
4 一般部の石材は、縦目地あいばにだぼ及び引き金物を用いて据え付けた。

解答と解説: 

答え--- 4
内壁空積工法は下地面に固定した後施工アンカーまたは鉄筋にSUS線で石材を結びつけて施工する工法。だぼ及び引き金物を用いるのは横方向に積み上げる目地部分であり、縦目地にはシールを施す程度である。


No84 折板葺に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 重ね形折板の重ね部に使用する緊結ボルトの流れ方向の間隔は、900 mm とした。
2 タイトフレームの取付け溶接部は、溶接後スラグを除去し、防錆処理を行った。
3 軒先には、折板の先端部分の下底に水切りをよくするため、尾垂れを付けた。
4 棟覆いや雨押えの水下側で雨水を切るため、エプロンを取り付けた。

解答と解説: 

答え--- 1
折板の流れ方向重ね部に使用する緊結ボルトの間隔は、 600mm 程度とする。


No85 軽量鉄骨天井下地に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 高速カッターによる野縁の切断面は、サビ止め塗装を行わなかった。
2 野縁受のジョイントは、吊りボルトの近くに設け、隣り合うジョイント位置は、1 m ずらした。
3 吊りボルトは、周囲の端部から300 mm に配置し、間隔は900 mm 程度とした。
4 ボード類2枚張りのため、野縁の間隔は360 mm 程度とした。

解答と解説: 

答え--- 3
吊りボルトは、周囲の端部から150 mm に配置。間隔は900mmは正しい。





No86 金属工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 アルミニウム製笠木は、直線部材をコーナー部材より先に取り付けた。
2 アルミニウム製笠木の天端の水勾配は、内側が低くなるように取り付けた。
3 鋼製手すりの支柱は、コンクリートに埋め込む部分についても[止めを行った。
4 柵などの板厚の薄い鋼板製品は、電気亜鉛めっきの上に塗装されたものとした。

解答と解説: 

答え--- 1
金属笠木はコーナー部分を先に取り付ける。直線部は長い状態で搬入し、現場に合わせて切る方法が一般的であるが、コーナー部材は基本的に現場加工することが出来ない。


No87 コンクリート壁下地のセメントモルタル塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 下塗りは、吸水調整材塗りの後、1日経過後に行った。
2 上塗りモルタルの調合は、下塗りモルタルよりも富調合とした。
3 下塗り、中塗り、上塗りの各層の塗り厚は、6 mm 程度とした。
4 中塗り、上塗りの塗り厚を均一にするため、下塗りの後、むら直しを行った。

解答と解説: 

答え--- 2
モルタル塗りの場合、富調合とはセメント量が多い配合のこと。セメント量が多いと乾燥時にクラックが生じやすい。下地塗りの場合は事前にクラックが生じても後々に影響は無いが(むしろ変化に追随しやすいので好ましい)、仕上げはクラックを生じさせることは出来ないので、上層の仕上げほど貧調合とする。


No88 鋼製建具に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 建具枠の取付けにおいて、枠の取付け精度を対角寸法差5mm とした。
2 フラッシュ戸の表面板と中骨の固定は、構造用接合テープを用いて接合した。
3 外部建具枠の上部隅は、縦延ばし胴付き溶接とした。
4 鉄骨造の建物への建具枠の取付けは、鉄骨に取り付けた下地鋼材にアンカー材を溶接した。

解答と解説: 

答え--- 1
枠の取付け精度は±2mm以内とする。

No89 重量シャッター工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 特定防火設備の防火シャッターのケースには、スラットと同じ厚さ1.6 mm の鋼板を用いた。
2 特定防火設備の防火シャッターによる危害の防止のため、自動閉鎖型のシャッターに障害物感知装置を設けた。
3 シャッターのスラット相互のずれ止めとして、スラットの端部にフックを取り付けた。
4 シャッターの内法寸法が3m 以下のため、左右ガイドレールとスラットとのかみ合せ長さの合計は90 mm とした。

解答と解説: 

答え--- 3
スラット相互のずれ止めは、スラット端部を折り曲げ加工するか、又は端金物を付ける。


No90 塗装工事における素地ごしらえに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 鉄鋼面の[及び黒皮の除去に、サンドブラスト法を用いた。
2 モルタル面に行うシーラー塗りは、パテかいを行う前に行った。
3 木部面の節止めにセラックニスを塗布し、気温が20℃であったため、工程間隔時間を1時間とした。
4 せっこうボード面のパテかいには、合成樹脂エマルションパテを使用した。

解答と解説: 

答え--- 3
セラックニスは吸い込み防止、ヤニ止め、にじみ止めの効果がある。速乾性のものであれば1時間の製品もあるが、JASS18 の規定では、工程間隔時間は2時間以上とする。




No91 内装木工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 化粧面となる造作材への釘打ちは、隠し釘打ちとした。
2 さお縁天井の天井板は、継手位置を乱とし、さお縁心で突付け継ぎとした。
3 幅木の出隅部分の取合いは、見付け留めとした。
4 湿気のおそれのあるコンクリート壁面への木れんがの取付けには、酢酸ビニル樹脂系溶剤形の接着剤を用いた。

解答と解説: 

答え--- 4
酢酸ビニル樹脂系溶剤形接着剤は安価で多く利用されるが、耐水性、耐熱性に弱いので湿気のおそれのあるコンクリート壁面には適さない。

No92 ビニル床シート張りにおける熱溶接工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 シートを張付け後12時間以上放置した後、溶接作業を行った。
2 継目の溝はV字形とし、シート厚の2/3程度まで溝切りした。
3 溶接部のシートの溝部分と溶接棒は、250〜300 ℃の熱風で加熱溶融した。
4 熱溶接機を用いて、シートと溶接棒を同時に溶融し、余盛ができる程度に加圧しながら溶接した。

解答と解説: 

答え--- 3
熱溶接工法は、熱溶接機を用いて目地溶接棒をスピードノズルに差し込み引いていくので、熱風は使用しない。


No93 鉄筋コンクリート造の断熱工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 押出法ポリスチレンフォームの打込み工法において、断熱材の継目は、型枠の継目を避けて割り付ける。
2 押出法ポリスチレンフォームの打込み工法において、窓枠回りの防水剤入りモルタル詰めを行った部分には、現場発泡の硬質ウレタンフォームの充填などを行う。
3 硬質ウレタンフォームの吹付け工法は、吹き付けた材料が発泡するため、平滑な表面が容易に得られ、施工者の技能による影響が小さい。
4 硬質ウレタンフォームの吹付け工法において、下地コンクリート面の温度と乾燥度は、発泡倍率や接着性に影響を与える。

解答と解説: 

答え--- 3
吹付け工法は、吹き付けた材料が発泡するため、平滑な表面になりにくい。無駄な部分を削ぎ落とす量を少なくするようにするには施工者の技量の影響が大きい。

No94 事務室用フリーアクセスフロアに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 下地となるコンクリートスラブ面の防塵塗装は、浸透性塗装としたので支持脚を接着する前に塗布した。
2 床パネルの各辺の長さが500 mmだったため、幅及び長さの寸法精度は、±0.5 mm以内
とした。
3 床パネル取付け完了後に、取り外して再度取り付ける時の作業を容易にするため、床パネルには方位のマーキングを行った。
4 床パネル取付け後の水平精度は、隣接する床パネルどうしの高さの差を2 mm以下とした。

解答と解説: 

答え--- 4
隣接するパネルどうしの高さの差を0.5mm以下とする。

No95 内装改修工事における既存床仕上材の除去に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 コンクリート下地の合成樹脂塗床材の除去は、ブラスト機械によりコンクリート表面を削り取った。
2 下地面に残ったビニル床タイルの接着剤は、アスベストを含有していなかったため、ディスクサンダーを用いて除去した。
3 磁器質床タイルの張替え部は、はつりのみを用いて手作業で存置部分と縁切りをし、電動はつり器具により撤去した。
4 乾式工法のフローリング張り床材の撤去は、丸のこで適切な寸法に切断し、ケレン棒によりはがし取った。

解答と解説: 

答え--- 3
磁器質床タイルを電動はつり器具により撤去する際に、張替え部をダイヤモンドカッターで縁切りをする。はつりのみでは張り替えない部分も痛める恐れがある。





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