ハ. 受検種別「建築」「仕上げ」 Page5

受検種別受検種別ごとに解答する問題No.と選択による解答数の内訳
建築」で受検する方が解答する問題
イ. 共通
〔No.1〕〜〔No.14〕 までの14問題のうちから9問題を選択し、解答してください。
〔No.15〕〜〔No.17〕 までの3問題は、全問題解答してください。
〔No.18〕〜〔No.25〕 までの8問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
〔No.26〕〜〔No.35〕 までの10問題は、全問題解答してください。
ロ. 〔No.36〕〜〔No.50〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
ハ. 〔No.51〕〜〔No.65〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
躯体」で受検する方が解答する問題
イ. 共通
〔No.1〕〜〔No.14〕 までの14問題のうちから9問題を選択し、解答してください。
〔No.15〕〜〔No.17〕 までの3問題は、全問題解答してください。
〔No.18〕〜〔No.25〕 までの8問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
〔No.26〕〜〔No.35〕 までの10問題は、全問題解答してください。
ロ. 〔No.36〕〜〔No.50〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
ニ. 〔No.66〕〜〔No.80〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
仕上げ」で受検する方が解答する問題
イ. 共通
〔No.1〕〜〔No.14〕 までの14問題のうちから9問題を選択し、解答してください。
〔No.15〕〜〔No.17〕 までの3問題は、全問題解答してください。
〔No.18〕〜〔No.25〕 までの8問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
〔No.26〕〜〔No.35〕 までの10問題は、全問題解答してください。
ハ. 〔No.51〕〜〔No.65〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
ホ. 〔No.81〕〜〔No.95〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。



※ 問題番号〔No.51〕〜〔No.65〕までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。


No51 加硫ゴム系シート防水接着工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 シートは、接着剤を塗布後オープンタイムを置かずに張り付ける。
2 ルーフドレンと取り合う部分のシートに切込みを入れる場合は、補強のため増張りする。
3 下地がALCパネルの場合、パネルの短辺接合部の目地部には絶縁用テープを張り付ける。
4 プライマーを塗布する範囲は、その日にシートを張り付ける範囲とする。

解答と解説: 

答え--- 1
シート防水工事の接着剤とシートの貼り付けは、基本的にオープンタイムを置くものがほとんどである。塗布後6時間以上置いた後に貼り付ける(通常、塗布の翌日に貼り付ける)ものが一般的である。


No52 シーリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 シーリング材の充填深さは、ボンドブレーカーを用いて調整した。
2 シーリング材と被着面の接着性を良好にするため、プライマーを塗布した。
3 2成分形シーリング材の練混ぜは、機械練りとした。
4 シーリング材の硬化状態は指触で、接着状態はヘラで押えて確認した。

解答と解説: 

答え--- 1
ボンドブレーカーとは絶縁紙ともいい、シーリング材を接着させない、シリコン系など引張りの強いシーリング材料を外装材の破壊防止から3面接着させないように目地底に貼り付ける紙テープのこと。紙状なので深さの調整は出来ない。深さ調整するのはバックアップ材である。


No53 セメントモルタルによるタイル後張り工法に関する、次の説明に該当する工法として、適当なものはどれか。
「モルタル下地面に張付けモルタルを塗り、モルタルが軟らかいうちにタイル裏面にも同じ張付けモルタルを塗ってタイルを張り付ける工法」
1 改良積上げ張り
2 密着張り
3 マスク張り
4 改良圧着張り

解答と解説: 

答え--- 4
この中で説明文に該当するのは「 改良圧着張り」である。


No54 屋根工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 銅板平葺(一文字葺)において、葺板の留付けにジョイナーを用いた。
2 繊維強化セメント板(スレート大波板)葺において、スレート大波板の鉄骨母屋への留付けにフックボルトを用いた。
3 粘土瓦葺において、のし瓦や冠瓦の緊結に樹脂被覆された銅線を用いた。
4 金属製重ね形折板葺において、折板のタイトフレームへの取付けに固定ボルトを用いた。

解答と解説: 

答え--- 3
平葺(一文字葺)の留付けは葺板の四辺にはぜを付け、はぜ掛け釘打ちである。


No55 軽量鉄骨壁下地に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 スタッドを建て込む高さが4.0 m のため、65 形のスタッドを用いた。
2 コンクリート壁に添え付くスタッドは、打込みピンでコンクリート壁に固定した。
3 スペーサーは、スタッドの建込みの後に取り付けた。
4 そで壁端部は、開口部の垂直方向の補強材と同じ材料をスタッドに添えて補強した。

解答と解説: 

答え--- 3
軽量鉄骨壁下地の縦スタッド用のスペーサーは建込みと同時に取付け、上下ランナーの付近と中間部は600ピッチで取り付ける。通常の縦スタッドは折り曲げ形状から後でスペーサーを入れることは難しい。よって建て付け前に必要数を挿入しておき、固定するときに所定の位置へ設置するようにする。





No56 仕上塗材仕上げに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 見本塗板は、所要量又は塗厚が工程ごとに確認できるように作成した。
2 シーリング面への仕上塗材仕上げの吹付けは、シーリング材の硬化前に行った。
3 仕上塗材の付着性の確保や目違いの調整のため、下地コンクリート面にセメント系下地調整塗材を使用した。
4 スプレーガンによる吹付けは、スプレーガンのノズルを下地面に対してやや上向きにし、一定距離を保ちながら縦横2方向に吹き付けた。

解答と解説: 

答え--- 2
吹き付け塗装の仕上げ塗装のタイミングとしてシーリング材が硬化後(表面硬化後)に実施する。硬化されていないのに吹付けすると塗装剤部分にクラック割れなどが生じる恐れがある。


No57 せっこうプラスター塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 下塗りは、下地モルタルが十分乾燥した後に施工した。
2 せっこうラスボード下地に、アルカリ性の既調合プラスターを直接塗り付けた。
3 下塗り、中塗りのせっこうプラスターは、加水後2時間以内に使用した。
4 上塗りは、中塗りが半乾燥のうちに施工した。

解答と解説: 

答え--- 2
既調合プラスターは既に調合されており、後は水を加えて混ぜるだけで使用できるプラスターである。ボード用の石膏プラスターは中性又は酸性のものであり、水和反応で硬化するので酸性でなければ硬化しない。(セメント等のアルカリ性のものが混ざると硬化不良が起こる)なので既調合プラスターにアルカリ性のものは存在していない。


No58 アルミニウム製建具に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 建具枠に用いる補強材には、亜鉛めっき処理した鋼材を使用した。
2 水切り、ぜん板は、アルミニウム板を折曲げ加工するため、厚さを1.5 mm とした。
3 建具取付け用のアンカーは、両端から逃げた位置から、間隔500 mmとなるように取り付けた。
4 建具枠周囲に充填するモルタルの調合は、容積比でセメント1:砂4とした。

解答と解説: 

答え--- 4
建具枠周囲に充填するモルタルの調合は、容積比でセメント1:砂3の調合モルタルを用いる。


No59 ガラス工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 外部に面するサッシの網入板ガラスは、ガラスのエッジ部分に防[処理をした。
2 外部に面するサッシに複層ガラスを用いるため、建具の下枠に水抜き孔を設けた。
3 外部に面するガラスに用いるグレイジングチャンネルの継目の位置は、ガラスの上辺中央部とした。
4 ガラスの固定にシーリング材を使用するため、セッティングブロックは、ガラス下辺の両角の下に設置した。

解答と解説: 

答え--- 4
セッティングブロックの設置位置は、ガラス自重を均等及び安定した状態になる両端から1/4の位置に設置する。両端の角では不安定となる。


No60 塗装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 オイルステイン塗りの色濃度の調整は、シンナーによって行った。
2 上塗りに用いる塗料が少量だったため、同一製造所の塗料を用いて現場調色とした。
3 合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、天井面等の見上げ部分では研磨紙ずりを省略した。
4 強溶剤系の塗料をローラーブラシ塗りとするため、モヘアのローラーブラシを用いた。

解答と解説: 

答え--- 4
モヘアとは山羊の毛など獣毛繊維の素材である。仕上用ローラーである。腰がありローラーマークが発生しにくく、水性塗料の塗装に向いているが毛抜けに注意が必要。強溶剤系塗料には向かない。




No61 床のフローリングボード張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 敷居ぎわの板そばは、フローリングボードの伸縮を考慮して敷居下に空隙を設けた。
2 根太張り用のフローリングボードは、根太上に接着剤を塗布し、雄ざねの付け根から隠し釘留めとした。
3 フローリングボードに生じた目違いは、パテかいにより平滑にした。
4 直張り工法における下張り用床板は、厚さ12 mm の構造用合板を使用した。

解答と解説: 

答え--- 3
フローリングボードに生じた目違いにはサンダー掛けなどで対応する必要がある。パテかいなどは壁の塗装前ボードの措置には向いているが耐久性が全くないので床には利用できない。

No62 壁紙張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 下地のせっこうボード面にシーラーを全面に塗布したため、壁紙のジョイントは、下敷きを用いないで重ね切りした。
2 施工中の室内の温度や湿度が高かったため、通風や換気を行った。
3 接着剤は、でん粉系接着剤と合成樹脂系接着剤を混合したものを用いた。
4 室内に柱が張り出していたため、柱の正面でジョイントせず、ジョイントを両側面にまわすように割り付けた。

解答と解説: 

答え--- 1
壁紙の下敷きテープは下地ボード傷つけないためにも必須である。シーラー塗布とは関係ない。

No63 壁のせっこうボード張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 せっこう系接着材による直張り工法におけるボードの張付けは、定規でボードの表面をたたきながら不陸がないように張り付ける。
2 乾燥しているALCパネル面にせっこうボードをせっこう系接着材で直張りする場合、下地面のプライマー処理を省略できる。
3 鋼製下地に張り付ける場合のドリリングタッピンねじの留付け間隔は、ボードの中間部より周辺部を小さくする。
4 テーパーボードの継目処理で、グラスメッシュのジョイントテープを用いる場合、ジョイントテープを張る前のジョイントコンパウンドの下塗りを省略できる。

解答と解説: 

答え--- 2
石膏系接着剤(GLボンドなど)をコンクリート面やALC面に使用する場合、下地プライマー処理を実施する。特にALCのような吸水性の激しい下地の場合に事前に浸透させておくことにより、接着剤の強度が増す。

No64 ALCパネル工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 外壁パネルの縦壁ロッキング構法において、パネルとコンクリートスラブとの取合い部のすき間は、両者が一体となるようにモルタルを充填する。
2 パネルの加工などにより露出した鉄筋は、モルタルで保護される場合を除き防錆処理を行う。
3 間仕切壁の縦壁フットプレート構法において、パネルの上部は間仕切チャンネルへのかかり代(しろ)を確保して取り付ける。
4 間仕切壁の施工において、出入口などの開口部回りには、パネルを支持するための開口補強鋼材等を取り付ける。

解答と解説: 

答え--- 1
縦壁ロッキング構法とは、構造部材に追随して動くことで地震力等の外力に耐える工法。モルタル等が充填されると追随して動くことが出来なくなる。

No65 外壁の押出成形セメント板の横張り工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 パネルは、構造体に取り付けた下地鋼材に固定された自重受け金物で受けた。
2 パネルの取付け金物(Zクリップ)は、パネル1枚につき上下2箇所ずつ4箇所取り付けた。
3 パネルの取付け金物(Zクリップ)は、取付けボルトがルーズホールの中心に位置するように取り付けた。
4 パネルへの取付けボルトの孔あけは、振動ドリルを用いて行った。

解答と解説: 

答え--- 4
押出成形セメント板(アスロック、メースなど)への穴あけは振動ドリルを利用するとパネル割れ、剥離欠損を起こす恐れがあるので不可。専用穿孔ドリルを利用すること。(振動は与えない)




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学科問題No2 イ.共通
学科問題No3 イ.共通
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学科問題No5 ハ.建築・仕上げ
学科問題No6 ニ.躯体
学科問題No7 ホ.仕上げ
実地問題