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※ 問題番号No.1 からNo.14までの14問題は必須問題です。全問題を解答してください。


No1 地球環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 オゾン層が破壊されると、太陽光に含まれる紫外線の地表への到達量が増大して、生物に悪影響を与える。
2 HFC-134aは、オゾン層破壊係数が0(ゼロ)で、地球温暖化係数が二酸化炭素より小さい冷媒である。
3 酸性雨は、大気中の硫黄酸化物や窒素酸化物が溶け込んで、pH値が概ね5.6以下の酸性となった雨のことで、湖沼や森林の生態系に悪影響を与える。
4 温室効果とは、日射エネルギーにより加熱された地表面からの放射熱の一部が、大気中の水蒸気、二酸化炭素などにより吸収され、大気の温度が上昇することをいう。

解答と解説: 

答え--- 2
hfc-134a フロンはCFC-12の代替冷媒であるのでオゾン層の破壊は無いが温室効果は大きい。GWP=1,430なので二酸化炭素の1430倍大きな温室効果ガスである。


No2 温熱環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 人体の代謝量はメット(met)で表され、1 metは椅座安静状態の代謝量で単位体表面積(m2)当たり概ね100Wである。
2 人体は周囲空間との間で対流と放射による熱交換を行っており、これと同じ量の熱を交換する均一温度の閉鎖空間の温度を作用温度(OT)という。
3 新有効温度(ET*)は、湿度50%を基準とし、気温、湿度、気流、放射温度、代謝量(met)及び着衣量(clo)の6つの要素を総合的に評価した温熱環境指標である。
4 予想平均申告(PMV)は、大多数の人が感ずる温冷感を愛 から挨 までの数値で示すものである。

解答と解説: 

答え--- 1
椅座安静状態における標準的な体格の成人の発熱量は、単位体表面積当たり 58W/m2である。
成人1人当たりの発熱量は、体表面積は約1.7m2なので58×1.7=100Wである。


No3 排水の水質に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 BODは、河川等の水質汚濁の指標として用いられ、主に水中に含まれる有機物が酸化剤で化学的に酸化したときに消費する酸素量をいう。
2 TOC は、水の汚染度を判断する指標として用いられ、水中に存在する有機物中の炭素量をいう。
3 SSとは、不溶性懸濁物質量のことで、全蒸発残留物から溶解性残留物を除いた物質量をいう。
4 ノルマルヘキサン抽出物質含有量は、油脂類による水質汚濁の指標として用いられ、水中に含まれる油分等がヘキサンで抽出される物質量をいう。

解答と解説: 

答え--- 1
BODは生物化学的酸素要求量。 
酸化分解のために微生物が必要とする酸素の量で表したもの。水中の被酸化性物質を酸化するために必要とする酸素量で示したものは「COD」化学的酸素要求量である。


No4 流体に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 水の粘性係数は、水温の上昇とともに大きくなる。
2 水の密度は、1気圧のもとでは4℃付近で最大となる。
3 液体の自由な表面で、その表面を縮小しようとする性質により表面に働く力を、表面張力という。
4 一様な流れの中に置いた円柱などの物体の下流側において、交互に発生する渦をカルマン渦という。

解答と解説: 

答え--- 1
水の粘性係数は、水温の上昇とともに小さくなる。


No5 図に示す水平な管路内を空気が流れる場合、B点の流速として適当なものはどれか。
ただし、A点における全圧は40 Pa、B点の静圧は20 Pa、A点とB点の間の圧力損失は5Pa、空気の密度は1.2 kg/m3 とする。
1 3m/s
2 5m/s
3 10m/s
4 15m/s

解答と解説: 

答え--- 2
ベルヌーイの定理により、V=(2×P÷ρ)0.5
V:流速
P:圧力の差圧
ρ:流体密度

V=(2×10÷1.2)0.5=4.898m/s ≒ 5m/s




No6 流体に関する用語の組合せのうち、関係のないものはどれか。
1 レイノルズ数 ---- 粘性力
2 ベルヌーイの定理 ---- エネルギーの保存
3 ダルシー・ワイスバッハの式 ---- 圧力損失
4 トリチェリの定理 ---- 毛管現象

解答と解説: 

答え--- 4
トリチェリの定理は、液体を入れた容器の側面に比較的小さな穴を空けたときの液体の流出速度によるもので、大気圧や流量加速度などが関係する用語である。毛細管現象は関係ない。

No7 熱に関する用語の組合せのうち、関係のないものはどれか。
1 気体の状態式 ---- ボイル・シャルルの法則
2 熱力学の第二法則 ---- エントロピー
3 熱伝導 ---- ステファン・ボルツマン定数
4 熱伝達 ---- ニュートンの冷却則

解答と解説: 

答え--- 3
ステファン・ボルツマン定数は、黒体の温度と放射能を結びつける物理定数である。熱放射や単位面積熱量、放射率、輻射率などが関係する用語で、熱伝導は関係ない。


No8 伝熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
 
1 熱放射は、物体が電磁波の形で熱エネルギーを放出・吸収する現象であり、その伝達には媒体の存在を必要とするため真空中では生じない。
2 自然対流は、流体温度の異なる部分の密度差により浮力を生じ、上昇流と下降流が起こることで生じる。
3 熱伝導は、異なる温度の物質が隣接する場合に、高温の物質から低温の物質に、物質の移動なく熱エネルギーが伝わる現象である。
4 等質な固体内部における熱伝導による熱移動量は、その固体内の温度勾配に比例する。

解答と解説: 

答え--- 1
熱放射又は熱輻射は同じ意味。対流等は生じず宇宙空間であっても伝わる熱なので真空中でも生じる。


No9 冷凍に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
 
1 冷凍とは、物質あるいは空間を周囲の大気温度以下の所定温度に冷却する操作をいう。
2 冷媒による冷凍とは、冷凍すべき物体から冷媒が蒸発する際に必要とする顕熱を奪うことである。
3 現在、冷凍に広く使用されている冷媒には、アンモニア、フロン、ハイドロカーボン、水などがある。
4 冷媒の状態変化を表したモリエ線図は、縦軸に絶対圧力、横軸に比エンタルピーをとったもので、冷媒の特性を分析する場合などに用いられる。

解答と解説: 

答え--- 2
冷凍機は冷媒物質の持つ蒸発潜熱を利用して冷たい熱を作り出すもの。顕熱ではない。


No10 音に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
 
1 ロックウールやグラスウールは、一般的に、中・高周波数域よりも低周波数域の音をよく吸収する。
2 音速は、一定の圧力のもとでは、空気の温度が高いほど速くなる。
3 音の強さとは、音の進行方向に垂直な平面内の単位面積を単位時間に通過する音のエネルギー量をいう。
4 NC曲線で示される音圧レベルの許容値は、周波数が低いほど大きい。

解答と解説: 

答え--- 1
繊維系断熱材などは一般的に中高音域の周波数の吸収性が高い。低周波はもっと密度の高いものが向いている。




No11 低圧屋内配線に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 非耐燃性(自己消火性がない。)の合成樹脂製可とう電線管の色は、オレンジ色である。
2 金属管工事における三相3線式回路の電線は、1回路の電線全部を同一の金属管に収めなければならない。
3 使用電圧が400 Vの場合、合成樹脂製可とう電線管に使用する金属製ボックスの接地工事は、乾燥した場所に施設する場合は省略することができる。
4 使用電圧が400 Vの場合、金属管工事に使用する金属管にはC 種接地工事を施す。

解答と解説: 

答え--- 3
金属製ボックスの設置は300V以下ならD種接地。300Vを超えるならC種接地が必要。150V以下で乾燥した場所ならD種接地は省略可能である。


No12 三相誘導電動機の回路に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 出力が0.2 kW以下の電動機は、過負荷保護装置の設置を省略することができる。
2 スターデルタ始動方式の始動トルクは、じか入れ始動方式の1/√ 3となる。
3 じか入れ始動方式では、一般的に、始動電流は定格電流の5〜7倍となる。
4 インバータの一次側に設置する漏電遮断器は、高調波・サージ対応品の使用が望ましい。

解答と解説: 

答え--- 2
スターデルタ始動方式の始動トルクは直入れの1/3である。


No13 鉄筋コンクリート造の配筋等に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 スパイラル筋は、柱のせん断補強のほか、耐震補強壁のアンカー周辺の補強としても設置される。
2 あばら筋は梁のせん断補強のために、帯筋は柱のせん断補強と座屈防止のために設置される。
3 梁貫通孔補強筋は、せん断力によって発生する応力に抵抗できるように配筋する。
4 梁を貫通する配管用スリーブは、コンクリート打設時のずれ防止のため、最寄りの鉄筋に接して緊結する。

解答と解説: 

答え--- 4
配管用スリーブは、構造用の配筋のかぶり厚さが確保できる位置に設置する。鉄筋に接すると十分なかぶり厚さが確保できない場合があるので不可。


No14 コンクリートの調合、試験に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 スランプ試験は、コンクリートの流動性と材料分離に対する抵抗性の程度を測定する試験である。
2 スランプが大きいと、コンクリートの打設効率が低下し、充填不足を生じることがある。
3 単位セメント量を少なくすると、水和熱及び乾燥収縮によるひび割れを防止することができる。
4 単位水量が多く、スランプの大きいコンクリートほど、コンクリート強度は低くなる。

解答と解説: 

答え--- 2
スランプが大きいほうが施工は易しく、打設効率も充填不足も生じにくい。スランプが大きいとは柔らかいコンクリートである。水セメント比が大きくなり強度不足になる恐れがあるので混和剤等により流動性を増した場合以外は採用不可である。





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平成30年度1級管工事施工管理技士 学科午前問題No1 No.01〜No.14
学科午前問題No2 No.15〜No.29
学科午前問題No3 No.30〜No.44
学科午後問題No1 No.01〜No.15
学科午後問題No2 No.16〜No.29
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