塗料工事 1

学習するポイント
塗料の構成
塗料の性能と用途
塗料の注意事項

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1 塗料の構成
塗料の塗膜要素は下表のとおりである
塗膜要素 顔料 不透明塗料
塗膜主要素 ビヒクル
塗膜副要素
塗膜助要素 透明塗料
�@ 塗膜要素
塗膜になって残る成分で,塗料に含まれている揮発しない成分をいう。
�A 塗膜主要素
乾性油,天然樹脂,合成樹脂などで,塗料が乾燥したとき膜となる主成分をいう。
�B 塗膜副要素
乾燥剤,沈殿防止剤,安定剤,流止め剤,乳化剤などの塗膜主要素の補助作用をするもの。
�C 顔料
着色や増量に用いられる水,油,溶剤などに溶けない有色の化合物の微粒子をいう。
�D 塗膜助要素
塗膜主要素の溶剤または希釈剤などの塗膜には残らない成分で,乾燥の際に揮発してなくなるものである。
�E ビヒクル
塗料から顔料を除いたもので,展色材という。
2 塗料の性能および用途
塗料の名称 乾 燥
時 間
性   能 おもな用途と特性
耐
候
性
耐
ガ
ソ
リ
ン
性
耐
酸
性
耐
ア
ル
カ
リ
性
耐
水
性
耐
火
性
防
火
性
調合ペイント 20 ◎ ● ● × ◎ ○ × 建築物,車両
油エナメル 10 × ● ● × ◎ ○ × 家具,建具,木工,金工
油性ワニス 10 × ● ● × ◎ ○ × 家具,建具,木工,金工
さび止めペイント 20 ◎ ○ ● × ◎ ○ × 鋼のさび止め
アルミニウムペイント 15 ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ◎ ○ 屋外建築物
セラックワニス 1 × ◎ ○ ○ ◎ × × 家具,建具,木工
フェノール樹脂エナメル 10 ● ◎ ○ ○ ◎ ○ × 木部,鉄部
ラッカー 1 ○ ◎ ○ ○ ◎ ○ × 家具,車両
ハイリッドカラー 1 ◎ ◎ ○ ○ ◎ ○ × 車両,機械
メラミン樹脂 焼付0.5 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ 車両
塩化ゴム塗料 1 ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ プラスター,コンクリート
酢酸ビニル塗料 1 ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ 木部,鉄部
酢酸ビニルアクリル塗料 1 ○ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ◎ 木部,鉄部
水性塗料 1 × × × ◎ ◎ × × 木部,プラスター,モルタル
ビニル系エマルジョン塗料 1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ 木部,プラスター,モルタル
熱硬化アクリル樹脂 高温焼付 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 鉄鋼,車両
◎ 良 ○ 可 ● やや不良 × 不良

3 素地ごしらえ
�@ 木部
かんな削りの仕上りがよく,含水率は一般材で気乾13〜16%とする。節,われ,釘頭はペーパー研摩し,目止め,節止めをする。透明塗装の場合,素地の色むらを調整するため,亜塩素酸ソーダや過酸化水素などで漂白することもある。
�A 鉄部,亜鉛めっき面
さび,よごれ,油類の除去をする。亜鉛めっき部にはエッチングプライマーを塗る。
�B コンクリート,モルタル面
 塗面は平滑にし,乾燥させる。下地材の乾燥が不十分な場合,水分とアルカリによる支障が生じること,ひび割れ,凹凸,欠けなどが生じている場合が多い。
 含水率は6%以下,pH9以下とし,必要に応じて吸水止めシーラやパテしごきを行う。
4 塗装の注意事項
�@ 塗料は開封しないまま工場へ搬入する。
�A 製造後6ヵ月以上経過したものは使用しない。
�B 気温5°C以下,湿度85%以上,換気不十分で結露の可能性のある場合は作業を避ける。
�C 塗装量は一度に厚く塗りすぎると塗膜にたまりやしわが生じるので,注意する。
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