鉄骨工事 1 

学習するポイント
施工計画書の記載事項
加工上の留意点

土木施工管理技士に挑戦 建築施工管理技士に挑戦 工事施工管理技士に挑戦 造園施工管理技士に挑戦
工場作業の施工計画書
主な記載事項は次の通りである
@ 工程表
A 加工業者名とその管理組織
B 超音波探傷試験の検査機関と管理組織
C 工事関連の機械設備
D 使用する材料の名称,規格,製造所名および使用箇所
E 材料の加工方法および溶接部材の開先形状,溶接施工管理技術者,溶接工の資格
F 試験および検査の要領,合否の判定基準
G 塗装材料,工法
H 製品の運搬方法,養生方法

現場作業の施工計画書
主な記載事項は次の通りである
@ 工程表(アンカーボルト,材料検査,建て方と検査,接合)
A 建て方業者名と作業の管理組織
B 鉄骨の仮設計画と建て方計画
C 溶接施工管理技術者,非破壊検査技術者,溶接工の資格と証明書
D 現場における接合の工法,検査方法および合否の判定基準
E アンカーボルトの保持と理込み工法

耐火被覆作業の施工計画書
主な記載事項は次の通りである
@ 工程表
A 使用材料
B 耐火被覆の施工方法
C 認定書とマーク
D 養生計画と検査方法

加    工
@ けがき
現寸作業で作成した型板や定規を使用して,鋼材に切断線,部材取付け位置,孔の位置・開先角度・折り曲げ位置などをポンチ,ピンなどでマークする。通常の製品精度以上の品質を必要とする箇所には,けがき針を使用する。また,けがき内容を工事場まで保存する場合は,ニスなどによって保護する。
A 50 kgf/mm2以上の高張力鋼の場合のけがき
表面のきずや加工によるノッチがぜい性破壊の起点となる恐れがあるので,ポンチ,たがねなどは使用しない。
B 収縮
ガス切断,溶接,ひずみ矯正時の加熱,冷却の熱サイクルにより鋼材は収縮するので,考慮してけがくこと。なお,仕上げ代や切断代も考慮すること。
C 切断
機械切断法,ガス切断法,電気切断法などの方法がある。ガス切断機には自動切断機と手動切断機とがあるが,JASS6鉄骨工事の付則6に示されたガス切断面のあらさの標準許容差100 S を確保するために,自動ガス切断機の使用を原則としている。板厚の厚い材のせん断は,たれ,まくれによる品質低下を防止するため,板厚13mm以下に限定している。なお,ガス切断面の品質はあらさ200 S 以下,ノッチ深さ1mm以下を標準とする。
D 穴あけ
一般に使用される穴あけは原則としてドリルあけとする。ただし,板厚が13mm以下のときはせん断穴あけとしてよい。高カボルト,リベット,ボルトの公称軸径に対する穴径は下表のとおりである。
    穴径(単位:mm)
種  類 穴径D 公称軸径d
高カボルト d+1.0 d<20
d+1.5 20≦d
リベット d+1.0 d<20
d+1.5 20≦d
ボ ル ト
アンカーボルト
d+0.5
d+5.0
E 曲げ加工
プレスによる常温加工か加熱温度900〜1000°Cの熱間加工による。曲げ内半径yが2Z(に被加工材の板厚)以下になると,JISで定められた鋼材の伸び率(17〜23%)以上の伸びが鋼材の表面に働き,われが発生することがあるので,曲げ半径は2削以上とする。
曲げ内半径

r≧2t
r:曲げ内半径
t:被加工材の板厚
F 開先加工
原則として自動ガス切断機により行うが,特に形状の不規則なものは,半自動切断機または手動ガス切断機による。
開先加工面の精度は下表のとおりである。
あらさ 200s以下
ノッチ深さ 2mm以下
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