左官工事 1

学習するポイント
下塗りの処理
壁塗りの要点
床塗り

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下地の処理
@ コンクリート下地
型わく部材を完全に除去し,必要があればはつりを行い,漏水の恐れのある打継ぎ箇所には防水処理をする。モルタルの付け送り厚さが50mmを超える厚さになる場合は,鉄筋か金網で補強し,コンクリートを増し打ちする。
A コンクリートブロック下地
下地となる壁コンクリートブロック積みは,コンクリート下地と接する箇所を絶縁し,伸縮目地を設ける。なお,壁の長さ3mごとに伸縮目地を設ける。
B ALCパネル下地
パネル接合部の反り,目違い,注ぎとろのはみ出しなどは下地を損傷しないように処理する。
C プレキャストコンクリート下地
パネルの組立時に損傷した部分は補修しておき,目地部分の充てんも完全にしておく。
D メタルラス下地
防水紙はJIS A6005 (アスファルトフェルト)またはJIS A6006 (アスファルトルーフィング)のいずれかの規格品の中から選び,防水祇の継目は縦・横ともに9cm以上重ねる。メタルラスは JIS A5505(メタルラス)に規定する平ラス,こぶラス,波形ラスおよびリブラスがあるが,平ラスがよく使用される。ラス継手の重ねは4.5cm以上,止 め付けは縦・横30cm 内外(天井15cm)とする。
E 石こうボード下地
JIS A6906(石こうラスボード)またはJIS A6901(石こうボード)の規格品を用いる。
壁塗りの要点
@ 下塗り
a 下地処理で,セメントペースト塗りを行った場合は,下地処置後,乾燥しないうちに塗り付けにかかる。
b 下塗り面は,金ぐし類で荒らし目をつける。
c 下塗りおよびラスこすりは,14日以上放置してから次の塗り付けにかかる。
A むら直し
むらが著しい場合に行う。むら直しが部分的な場合は,下塗りに引き続いて行い,むら直し部分が比較的大きい場合は,十分に放置してから塗り付ける。
B 中塗り
出隅,入隅,ちり回りを塗る場合は,定規塗りとする。
C 上塗り
中塗りの後,面,角,ちり回りなどに注意し,こてむらのないよう平らに塗る。
D 仕上げ
施工箇所に応じて選ぶ。
a 金ごて : 一般塗装下地,壁紙張り下地,防水下地
b 木ごて : タイル下地
床塗り
@ 塗付けは,水引き具合を見て,こう配に注意しながら金ごてで仕上げるが,比較的厚い合成樹脂系の塗床の場合は,木ごてでよい。
A 原則として床には目地を設けない。
石こうプラスター塗り
下   地 塗り層 プラスター 塗り厚(mm) 備   考
上塗り用 下塗り用
6 20 下地モルタル塗り
コンクリート,コンクリートブロック,れんが,ラスの類 下塗り 1 1.5 14 すさを使用してもよい
中塗り 1 2.0
上塗り 1
石こうラスボード 下塗り 1 1.5 13 すさを使用してもよい
中塗り 1 2.0
上塗り 1
モルタル塗り
下   地 施工箇所 下塗り,ラスこすり むら直し,中塗り 上 塗 り 塗り厚(mm)
セメント セメント セメント 混和剤
コンクリート,
コンクリート
ブロック,
れんが
仕 上 げ 1 2.5 30
張り物下地 1 3
内  壁 1 2.5 1 3 1 3 適量 20
 外壁,その他
(天井の類を除く)
1 2 1 3 1 3 25
ラスシート,
ワイヤラス,
メタルラス
内  壁 1 3 1 3 1 3 適量 15
外    壁 1 3 1 3 1 3 20
1. ラスこすりの場合は,必要に応じて,すさを混入することができる。
2. ビニル床シート,ビニル床タイル張りなどの場合は,床モルタルの塗厚には張り物材の厚さを含む。
3. ラスこすりは,ラスの厚さにより1mm程度厚くする。
4. ラスこすりは塗厚に含まない。
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