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※ 問題は全て必須ですから、50 問題全部を解答してください。

問題11 コンクリートに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 AEコンクリートとは、AE剤などを用いて微細な空気泡を含ませたコンクリートである。
2 コンクリートの引張強度は、圧縮強度に比べて小さい。
3 コンクリートの耐久性は、水セメント比が大きくなると、低下する。
4 モルタルとは、セメントに水及び粗骨材を加えて練り混ぜたものである。

解答と解説: 

答え--- 4
モルタルに粗骨材(砂利など)は練り混ぜない。細骨材の砂などである。


問題12 造園樹木の根回しに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 溝掘り式根回しを行う場合は、支持根となる太根を環状はく皮し、そのほかの根は根鉢に沿って切断する。
2 環状はく皮を行うことにより、葉でつくられた養分が根の先端部まで行かなくなり、はく皮部の根元側からの発根が促される。
3 落葉広葉樹の根回しの時期は、秋から冬にかけての樹木の休眠期が最も適している。
4 根回しは根の切断を行うことから、地下部の根系とのバランスをとるため、地上部の枝葉を剪定する。

解答と解説: 

答え--- 3
落葉広葉樹の根回しは春先に行い、その秋から冬に移設する。基本的にどの樹種でも根回しは春先に行うほうが適している。


問題13 造園樹木の掘取りに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 掘取り作業中の根鉢の乾燥や土崩れを防ぐため、作業前日までに十分な灌水を行う。
2 下枝のある樹木は、掘取り作業の支障とならないようにするため、下枝を上の方に向けて幹にしばりつける。
3 根鉢に土を付けて落とさないようにするため、根鉢を掘り回した後に、鉢の表面を縄やこもなどで堅く巻き締めて根巻きを行う。
4 樹木の樹勢の衰弱を防ぐため、根の切り口は切直しをせず、殺菌剤を塗布する。

解答と解説: 

答え--- 4
切直しとは、堀取り時に切断した直根を再度鋭利な刃物で切り直し、切り口に防腐剤や殺菌剤を塗布する。殺菌剤のみ塗布しても意味がない。




問題14 造園樹木の支柱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 布掛支柱は、丸太又は唐竹を幹に平行に添えて地中に差し込み、幹と結束して支えるものである。
2 二脚鳥居型支柱の取付けでは、樹木の幹と丸太の取付け部は、幹に杉皮などを巻き、しゅろ縄で結束する。
3 八ツ掛支柱に唐竹を用いる場合は、先端は節止めとし、竹と竹の交差部にはのこぎり目を入れて鉄線で結束する。
4 ワイヤー張り支柱は、樹高が高くて八ツ掛支柱では効果を発揮しない場合などに、ワイヤーロープ数本で樹木を支えるものである。

解答と解説: 

答え--- 1
丸太又は唐竹を幹に平行に添えて地中に差し込み、幹と結束して支えるなら、添え柱支柱で、布掛支柱は、複数の樹木を連続して結束する生け垣などに利用されるもの。


問題15 秋期の剪定が翌年の開花の大きな支障とならない花木として、適当なものはどれか。
1 サルスベリ
2 ジンチョウゲ
3 ドウダンツツジ
4 ハクモクレン

解答と解説: 

答え--- 1
サルスベリは夏に開花するもので、最も影響が少ない。ジンチョウゲは春の剪定、ドウダンツツジは初夏の花後すぐ。ハクモクレンは冬に剪定する。



問題16 下図に示す芝の植付け方法の名称として、適当なものはどれか。
1 互の目張り
2 筋張り
3 べた張り
4 目地張り

解答と解説: 

答え--- 2
筋張りが適当である。


問題17 寄植え花壇に関する記述のうち、適当なものはどれか。
1 建物などに沿って細長く設け、手前に草丈の低いものを、後方に行くに従って草丈の高いものを配植した花壇。
2 草丈の低い草花を密植して、花のじゅうたんを敷きつめたようにデザインされた花壇。
3 周囲より一段低く掘り下げ、斜面や掘り下げた面に、芝生・草丈の低い草花・低木類などを配植した花壇。
4 広場などに設けられ、開花期の同じ数種類の草花を用いて、周囲から鑑賞できるように配植した花壇。

解答と解説: 

答え--- 4
寄植え花壇は開花時期の違う種類の草花を用いる。


問題18 施肥に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 元肥は、樹木の生長に必要とされる養分を植栽時や生長期に施すものである。
2 お礼肥は、花木類や果実類の開花・結実した後に、消耗した樹勢の回復のために施すものである。
3 高木へ輪肥を行う場合は、枝張り先端の真下を目安に輪状に溝を掘り、施肥した後に覆土する。
4 窒素肥料として用いられる硫安(硫酸アンモニア)は、土壌を酸性にする働きがある。

解答と解説: 

答え--- 1
元肥は、植え付ける前に予め入れておく、遅効性の肥料。養分を植栽時や生長期に施すものは「追肥」。




問題19 アスファルト舗装に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 アスファルト混合物の締固めを、初転圧→継目転圧→二次転圧→仕上げ転圧の順序で行った。
2 基層面上にアスファルト混合物を舗設する際、付着を良くするためタックコートを施した。
3 舗装の継目を施工する際、下層の継目の上に上層の継目を重ねないようにした。
4 路盤の防水性を高めるため、路盤上にプライムコートを施した。

解答と解説: 

答え--- 1
締固め作業は、継目転圧、初期転圧、二次転圧および仕上げ転圧の順で行う。

問題20 車いす使用者に配慮した公園の園路(通路、傾斜路)の施工について、次の(イ)、(ロ)の記述の(A)、(B)に当てはまる数値の組合せとして、適当なものはどれか。
(イ) 階段に併設する傾斜路については、高さ75 cm以内ごとに長さ( A ) cm 以上の踊場(水平部分)を設ける。
(ロ) 園路(通路)の縦断勾配は、やむを得ない場合を除き、( B ) %以下とする。
    (A) (B)
1 120  ----  1
2 120  ----   5
3 150  ----   5
4 150  ----   9

解答と解説: 

答え--- 3
踊り場の水平部分は150cm以上、園路の縦勾配は5%以下とする。





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平成28年度2級造園施工管理技士 学科問題No.1  問題.01〜問題.10
学科問題No.2  問題.11〜問題.20
学科問題No.3  問題.21〜問題.30
学科問題No.4  問題.31〜問題.40
学科問題No.5  問題.41〜問題.50
実地問題