平成27年度 2級造園施工管理技術検定試験  学科試験問題 Page2

※ 問題はすべて必須ですから、50問題全部を解答してください。
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。
自分で調べた方が絶対に頭に入ります。
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No 11 レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)のスランプ試験におけるスランプ値に相当するものは、図中のA〜Dのうちどれか。
   ※CはC1とC2の合計値
1
2
3
4

解答と解説: 

答え--- 1

Aが適当である。



No 12 造園樹木の根回しに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 貴重な樹木や衰弱した樹木の場合は、一度に全周の根回しを行わず、2、3回に分け、2、3年かけて行うのがよい。
2 断根式根回しは、根巻きなどを行わずに側根だけを切断する方法で、一般に深根性の樹種を対象に行う。
3 根回しの時期は、根の発根が著しい春期が最もよく、梅雨期までであれば良好である。
4 根回しは、移植に必要な根の範囲で、あらかじめ根を切断し、切断部位より新たな細根の発生を促すものである。

解答と解説: 

答え--- 2

断根式根回しは、根元の周囲を掘りまわし、そこから出ている側根を切り離す。浅根性のもので採用されることが多い。



No 13 造園樹木の掘取りに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 土付きで移植する場合、根鉢を掘り回した後に、その表面をわら縄などで十分巻き締めて根巻きを行い、根鉢が崩れないようにする。
2 高木常緑樹の場合、掘り取る根鉢の大きさは、根元直径の約4倍程度で根がしっかりと土をつかんでいる範囲とするのがよい。
3 ふるい掘りとは太い根を切らずにその先端までたぐって掘り上げる方法で、特に活着が難しいと予想される場合に適用する。
4 掘回しは、決定した鉢径の外側に沿ってまず初めに垂直に掘り下げ、次に側根がなくなったところから鉢の底部を掘り進む。

解答と解説: 

答え--- 3

ふるい掘りは、樹木の移植に際して掘り取りの後根巻をせず、根を通常の根鉢の径よりより長めに残し、鉢を付けずに掘り取る方法をいう。活着率は悪くなりやすいので、1m以下程度の樹が若い苗木などに採用される。



No 14 造園樹木の植付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 植付けを行う際には、水分の吸収と蒸散のバランスを保ち、枝枯れや枯損を防ぐため、枝葉の剪除を行う。
2 水極めによる植付けでは、埋め戻す土が根鉢に密着するように水を注ぎながら棒で土を突いて埋め戻し、これを数回繰り返す。
3 根鉢を埋め戻した後に、灌水や雨水が移植鉢に集まり、浸透しやすくするために、水鉢を切る。
4 常緑広葉樹の植付けの適期は、樹木の生長の止まる秋から冬の休眠期が最もよい。

解答と解説: 

答え--- 4

常緑広葉樹の植付けの適期は、春過ぎから新芽の出る前の夏前ぐらいが適している。秋から冬の休眠時の移植は落葉樹である。



No 15 造園樹木の支柱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 唐竹を用いた布掛け支柱の取付けでは、唐竹どうしの結束部は、鋸目を入れて鉄線で結束する。
2 添え柱支柱の取付けでは、横に長く伸びている枝に対しては、下から支える形に丸太を組む。
3 八ッ掛支柱の取付けでは、丸太と丸太の接合部分は、くぎ打ちのうえ鉄線で結束する。
4 ワイヤー張り支柱の取付けでは、幹との結束部に幹当てを取り付け、ワイヤロープを緩みのないように張る。

解答と解説: 

答え--- 2

添え柱支柱は幹に対して沿わせる支柱のこと。横架の枝を支えるものではない。



No 16 造園樹木の剪定に関する記述のうち、適当なものはどれか。
1 枝おろし剪定は、幹から少し離れた位置で枝に下から鋸を入れた後、上から切り落とし、幹の付け根の膨らみを残して切り直すのがよい。
2 樹枝の骨格や配置をつくるための基本剪定は、樹木の生長が旺盛な夏期に行うのがよい。
3 ひこばえは、樹木の衰弱が原因で幹から発生する小枝で、剪定せずに育成するのがよい。
4 生垣の刈込みを行う際は、萌芽力が落ちるのを防ぐため、毎年、同じところで刈り込むのがよい。

解答と解説: 

答え--- 1

枝下ろし剪定とは大枝を幹の根元から切り落とす剪定。幹から少し離れた位置は誤り。



No 17 芝生の造成に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 播種による場合、播種後は発芽するまで床土の表面が乾燥しないよう、灌水するのがよい。
2 張芝による場合、切芝を並べた後に床土と芝の根が密着するよう、ローラ等で転圧するのがよい。
3 播種による場合、あらかじめ床土表面にレーキで浅い溝をつけておき、種子を1回で全量を播くのがよい。
4 張芝による場合、植付けは一般に真夏と芝の休眠期間を避けるのがよい。

解答と解説: 

答え--- 3

芝生の播種は、数回に分けて行うことが一般的である。又、レーキ均しは播種後に土の中に押さえる意味で行う。



No 18 植物の施肥に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
   
1 一般に元肥としては速効性の肥料を、追肥としては遅効性の肥料を施す。
2 樹木の根に障害がある場合などは、肥料の葉面散布を行うことがある。
3 高木への施肥の位置は、枝張りの先端の真下を目安とする。
4 一度に多量の肥料を施すと、葉焼けを起こすことがある。

解答と解説: 

答え--- 1

一般に元肥は遅効性の肥料。追肥は速効性の肥料である。


No 19 下図(模式図)に示すアスファルト舗装において、タックコートを施工する位置として、適当なものはどれか。
   
1
2
3
4

解答と解説: 

答え--- 1

Aが適当。タックコートはアスファルト同士を接着させる接着剤である。Bに散布する乳剤はプライムコートである。


No 20 園路整備における「作業の内容」とその際に使用する「建設機械」の組合せとして、適当でないものはどれか。
(作業の内容)  (建設機械)
1 路床の掘削、積込み  ----  バックホウ
2 路床の整形  ---- ブルドーザ
3 路盤材料の敷均し  ---- トラクタショベル(ローダ)
4 路盤材料の締固め  ---- 振動ローラ

解答と解説: 

答え--- 3

トラクタショベルは積み込みに利用される機械である。路盤材料の敷均しならモータグレーダなどが適当である。




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2級造園施工管理技術検定
学科試験問題 問題番号No. 1〜No.10
問題番号No. 11〜No.20
問題番号No. 21〜No30
問題番号No. 31〜No.40
問題番号No. 41〜No.50

実地試験問題 問題番号1、2、3