土木一般 基礎工 5


土留め工法

仮設構造物に間する記述のうち適当でないものはどれか。
1 締切りとは,水中部及び地下水の存在する陸上部において,止水や土留めを目的とする構造をいう。
2 掘削底面の安定は,砂質地盤ではヒービング,粘性地盤ではボイリングに対し検討を行う必要がある。
3 切ばり式締切りにおける切ばり間隔は,水平には5m以下,垂直には3m程度を原則とする。
4 土留めとは,陸上部において止水を目的としない掘削に伴う地山の崩壊を防止する構造をいう。

解答 (2)
粘性地盤ではヒービング,砂質地盤ではボイリングに対し検討を行う

土留くいの根入れ部の安定計算に関して適当でないものはどれか。
1 切ばりを用いた土留工法におけるつり合い深さの計算は,掘削完了時について行い,その値を根入れ長とする。
2 掘削底面より上の土の単位体積質量は湿潤質量とし,掘削底面より下で地下水面以上では湿潤質量を用い,地下水面以下では浮力を差し引く。
3 土質が良く,主働土圧が計算上現れないか,現れても小さい場合の最小説入れ長は,1.5mとする。
4 土留くいの根入れ長は,主働土圧と受働土圧のモーメントのつり合いから決め,つり合い深さの1.2倍とする。

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解答 (1)
計算は,掘削完了時及び最下段切ばり設置直前の二条件で求め,大きい方の値を根入れ長とする。

地下構造物用の土留仮設工法に関して適当でないものはどれか。
1 鋼矢板工法は,湧水の多い軟弱地盤の土留め等に適し,取扱いが容易であり,反復使用もできるので便利である。
2 釜場排水工法は,地下水位以下の掘削作業を容易にし,掘削箇所の側面等の破壊を防止するためによく使われる。
3 親くい横矢板工法は,ヒービング防止に対処できる工法である。
4 布掘り工は,開削に先だち地下埋設物などの支障物件の有無の確認のために有効である。

解答 (3)
親くい横矢板工法は,軟弱地盤ではヒービングを起こす。
解説
土留め工法
1 締切りは,水中又は地下水が存在し,土留めと同時に止水を目的とするのに対し,土留め工は止水を目的としない。
土留め工法の種類
鋼矢板工法 連続して鋼矢板(軽量・普通・鋼管矢板)を打ち込み、腹起し、切ばりにより土留めする工法
親くい横矢板工法 親くい(I型鋼、H型鋼)を一定間隔に打ち込み、掘削に合わせて、フランジ間に横矢板を入れて土留めする工法
連続地中壁工法 現場打ちの鉄筋コンクリートくいを柱列式に、又は壁式に連続打設し、連続壁とする工法
2 親くい横矢板工法は,地下水が少ない地盤に適している。土質が軟弱で地下水が多い場合には鋼矢板工法が用いられるが,鋼矢板では掘削深さが15mを超えると施工不可能となる。
3 ヒービング
軟弱粘性土質で生じやすく,掘削底面が持ち上がる現象
ボイリング
地下水位の高い砂質土に生じやすく,地下水と共に土砂が掘削面に流出する現象
3 ヒービング及びボイリングの対策として、十分な根入れを行うこと。
土留くいの根入れ部の安定計算
くい机入れ部の安定計算は,主慟土圧と受働土圧のモーメントのつり合いから根入れ長を決める。計算は,掘削完了時(最下段切ばり点)及び最下段切ばり設置直前の二条件で求め,大きい方の値を机入れ長とする。
@ くいの机入れ長は,つり合いの深さの1.2倍とする。
A 掘削底面以下における土圧の作用幅は,主働側,受働側ともくい幅とする。
B 掘削底面より上の土の単位体栓質量は湿潤質量とする。掘削底面より下で,地下水面以上では湿潤質量を用い,地下水面以下では浮力を差し引く。
C 土質が良く,主働土圧が計算上現れない場合,現れても小さい場合の最小根入れ長は1.5mとする。
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