土木一般 コンクリート工 1


フレッシュコンクリートの性質

の中の 〜 に当てはまる語句として適当なものはどれか。
という言葉は,コンクリートの施工性を示すものであるが,施工性は単一の要素で把握できるものではなく,さまざまな特性からなるものである。施工性の中で最も重要な特性は,であり,一般にはで定量的に評価しており,レディーミクストコンクリートを購入するときにもを指定する。この外,コンクリートの分離しにくさを表わす分離抵抗性や,仕上げの容易さを示すの重要な要素であるが,これを一般の現場で容易に定量化する試験法は,まだないのが現状である。
@ ワーカビリティー コンシステンシー スランプ フィニッシャビリティー
A コンシステンシー ワーカビリティー 空気量 フィニッシャビリティー
B プラスティシティー コンシステンシー スランプ フィニッシャビリティー
C コンシステンシー ワーカビリティー 空気量 プラスティシティー

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解答 (1)
@が適当である

解説
1 コンシステンシー
変形あるいは流動に対する抵抗性の程度で表わされるフレッシュコンクリートの性質。スランプ試験によって求める。
2 ワーカビリティー
コンシステンシー及び材料分離に対する抵抗性の程度によって定まるフレッシュコンクリートの性質。運搬,打込み,締固め,仕上げなどの作業の容易さを表わす。
3 フィニッシャビリティー
粗骨材の最大寸法,細骨材率,細骨材の粒度,コンシステンシー等による仕上げの容易さを示すフレッシュコンクリートの性質。
4 プラスティシティー
容易に型に詰めることができ,型を取り去るとゆっくり形を変えるが,くずれたり,材料が分離したりすることのないような,フレッシュコンクリートの性質。
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