問題1 あなたが経験した建築工事 のうち、あなたの受検種別に係る工事の中から、事前に施工の計画を行った工事を1つ 選び、工事概要を具体的に記入したうえで、次の1．から2．の問いに答えなさい。
なお、建築工事 とは、建築基準法に定める建築物に係る工事とし、建築設備工事を除くものとする。
〔工事概要〕
1．
工事概要であげた工事で、あなたが担当した工種において、次の項目の中から異なる項目を3つ 選び、施工に当たり事前に検討したこととその結果行ったこと 、何故そうしたのかその理由 を、工種名をあげて具体的に記述しなさい。
［項目］
「施工方法又は作業方法」
「資材の搬入又は荷揚げの方法」
「資材の保管又は仮置きの方法」
「作業床又は足場の設置」
「施工中又は施工後の養生の方法」（安全に関する養生は除く）
2．
工事概要であげた工事及び受検種別にかかわらず、あなたの今日までの建築工事の経験に照らし、工期を短縮するための有効な方法や手段 を2つ 具体的に記述しなさい。また、それらがもたらす工期短縮以外の工事への良い影響 を、それぞれ具体的に記述しなさい。有効な方法や手段 が同一のもの及び1．の留意した内容 と同一のものは不可とする。
問題2 次の建築工事に関する用語のうちから5つ 選び、その用語の説明 と施工上留意すべき内容 を具体的に記述しなさい。
改質アスファルトシート防水トーチ工法・密着露出仕様
改質アスファルトシート防水トーチ工法・密着露出仕様解答と解説:
答え---
用語の説明：
シート防水工事の工法で、防水シートをガストーチで炙り、改良アスファルトを溶融させながた貼り流す工法。
留意内容：
シート端部からアスファルトがはみ出すように施工する。
型枠のセパレーター解答と解説:
答え---
用語の説明：
RC造のコンクリートの厚み、施工精度を確保するための部品のこと。
留意内容：
取り付け位置を前後で揃える必要がある。
ガラス工事のセッティングブロック解答と解説:
答え---
用語の説明：
ガラスの端部が枠に直接接触するのを防止するために用いるもの。
留意内容：
2箇所用い、概ね端より1/4程度の位置に設けること。
高力ボルト摩擦接合解答と解説:
答え---
用語の説明：
高力ボルトで母材ならびに連結板を締付け、それらの間の摩擦力によって応力を伝達させるもの。
留意内容：
摩擦面に肌隙があるとすべり係数が低下、腐食等の原因となるので、板厚差のある場合は、フィラーを挿入しなければならない。
コンクリートのブリーディング解答と解説:
答え---
用語の説明：
コンクリート打設後、水が表面に浮かび上がる現象
留意内容：
水セメント比を小さくし、かつバイブレーターをかけ過ぎない。
ジェットバーナー仕上げ解答と解説:
答え---
用語の説明：
石面にバーナーを当てて表面を爆ぜさせることにより表面を粗面に仕上げること。
留意内容：
爆ぜ代を2mm以上確保した石材を採用する。
鉄骨工事の仮ボルト解答と解説:
答え---
用語の説明：
鉄骨建方時、形状を保持するために用いるボルト
留意内容：
高力ボルトの場合継手に対して1/3程度かつ2本以上をバランスよく配置し締め付ける。
天井インサート解答と解説:
答え---
用語の説明：
天井下地の吊りボルトを受けるための金具
留意内容：
コンクリートスラブ打設前に設置されるが、打設時に倒れたり外れたりしないようにする。
土工事における釜場解答と解説:
答え---
用語の説明：
湧水の起こる掘削現場に水換えの目的で水を貯める場所を確保すること
留意内容：
効果的に排水できる場所と電気、排水場所までの距離、勾配を留意する。
腹筋解答と解説:
答え---
用語の説明：
基礎梁など梁せいの大きな梁の中にスターラップ筋が乱れないように設ける鉄筋
留意内容：
スターラップ筋の内側へ結束線で固定する。
ビニル床シートの熱溶接工法解答と解説:
答え---
用語の説明：
継ぎ手部分を熱溶接機にて溶融溶着を行う工法。
留意内容：
溶接部が冷却した後、溶融部分の余盛を平滑に削り取る。
フロアヒンジ解答と解説:
答え---
用語の説明：
ドアの軸下の床に埋め込み、開閉速度の調整等を制御する装置
留意内容：
固定に際して、水平の確保、溶接アンカーの防錆処理を行う。
ベンチマーク解答と解説:
答え---
用語の説明：
建物の基準位置・高さを決める原点。
留意内容：
動かさない位置か、動かない既設建物などに設置する。設置した場合は杭などで囲み、接触しないように養生をする。
防護棚（養生朝顔）解答と解説:
答え---
用語の説明：
外部足場に上部からの落下物を下まで落ちないように保護するはね出し防護棚。
留意内容：
はね出し寸法は2ｍ以上、上部方向へ20度以上仰ぐように取り付ける。
問題3 木造2階建て住宅の建設工事における右の工程表と出来高表に関し、次の1．から3．の問いに答えなさい。
〔工事概要〕
1．
工程表の仮設工事のA
解答と解説:
2.
建具工事における外部アルミニウム建具の取付け作業の工程は、未記入となっている。開始日 を月次と旬日で定めて、記入しなさい。解答の旬日は、上旬、中旬、下旬 とする。
解答と解説:
3.
出来高表から、総工事金額に対する3月末までの完成出来高の累計 をパーセントで記入しなさい。
解答と解説:
問題4 次の文章中、下線部の語句又は数値が適当なものには○印 を、不適当なものには適当な語句又は数値 を記入しなさい。
1．
山留め壁の支保工として用いる地盤アンカーは、一般的に斜め下向き
解答と解説:
２．
鉄筋（SD 345）のガス圧接継手において、同径の鉄筋を圧接する場合、圧接部のふくらみの直径は鉄筋径の1.2 倍
解答と解説:
３．
合板型枠の締付け金物を締めすぎると、内端太、外端太が内側に押され、せき板が外側
解答と解説:
４．
鉄骨工事の溶接において、予熱を行う主たる目的は、溶接後の冷却速度を速く
解答と解説:
５．
屋根の金属製折板葺きにおける重ね形折板は、2山
解答と解説:
６．
外壁の有機系接着剤によるタイル後張り工法においては、こて圧をかけて接着剤を平坦に塗り付ける。裏あしのあるタイルを、接着剤にくし目を立てて張る場合は、くし目ごてを使用して壁面に対して60°の角度を保ってくし目を立て、くし目の方向は、タイルの裏あしに対して平行
解答と解説:
７．
せっこうボードのせっこう系直張り用接着材による直張り工法において、下地に塗り付ける接着材の間隔は、ボード周辺部では150〜200 mm、ボード中間部は床上1.2
m 以下では200〜250mm、1.2 m を超える部分では250〜300 mm とする。接着材の盛上げ高さは、ボードの仕上がり高さの2倍
解答と解説:
８．
木造住宅における防湿層付きフェルト状断熱材は、防湿層を室外
解答と解説:
問題5 「建設業法」、「建築基準法施行令」及び「労働安全衛生法」に定める次の各法文において、それぞれ誤っている語句の番号を1つあげ、それに対する正しい語句を記入しなさい。
１．
建設業法（第2条第2項）
この法律において「建設業」とは、元請 下請 施工
解答と解説:
答え---
×施工→○完成
２．
建築基準法施行令（第136条の3 第1項）
建築工事等において根切り工事、山留め 排水管 損壊
解答と解説:
答え---
×排水管→○水道管
３．
労働安全衛生法（第10 条第1項）
事業者は、政令で定める規模の事業場ごとに、厚生労働省令で定めるところにより、総括安全衛生管理者 責任者 指揮
解答と解説:
答え---
×安全責任者→○安全管理者
、下請
その他いかなる名義をもってするかを問わず、建設工事の施工
を請け負う営業をいう。