イ.共通 Page1

受検種別受検種別ごとに解答する問題No.と選択による解答数の内訳
建築」で受検する方が解答する問題
イ. 共通
〔No.1〕〜〔No.14〕 までの14問題のうちから9問題を選択し、解答してください。
〔No.15〕〜〔No.17〕 までの3問題は、全問題解答してください。
〔No.18〕〜〔No.25〕 までの8問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
〔No.26〕〜〔No.35〕 までの10問題は、全問題解答してください。
ロ. 〔No.36〕〜〔No.50〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
ハ. 〔No.51〕〜〔No.65〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
躯体」で受検する方が解答する問題
イ. 共通
〔No.1〕〜〔No.14〕 までの14問題のうちから9問題を選択し、解答してください。
〔No.15〕〜〔No.17〕 までの3問題は、全問題解答してください。
〔No.18〕〜〔No.25〕 までの8問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
〔No.26〕〜〔No.35〕 までの10問題は、全問題解答してください。
ロ. 〔No.36〕〜〔No.50〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
ニ. 〔No.66〕〜〔No.80〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
仕上げ」で受検する方が解答する問題
イ. 共通
〔No.1〕〜〔No.14〕 までの14問題のうちから9問題を選択し、解答してください。
〔No.15〕〜〔No.17〕 までの3問題は、全問題解答してください。
〔No.18〕〜〔No.25〕 までの8問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
〔No.26〕〜〔No.35〕 までの10問題は、全問題解答してください。
ハ. 〔No.51〕〜〔No.65〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
ホ. 〔No.81〕〜〔No.95〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。


イ. 全受検種別共通(全員が解答)
※ 問題番号〔No.1〕〜〔No.14〕までの14問題のうちから9問題を選択し、解答してください。


No1 通風及び換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 風圧力による自然換気では、換気量は開口部面積と風速に比例する。
2 換気回数とは、1時間当たりの換気量を室面積で除した値である。
3 室内での二酸化炭素発生量が多いほど、必要換気量は多くなる。
4 室内を風が通り抜けることを通風といい、もっぱら夏季の防暑対策として利用される。

解答と解説: 

答え--- 2
面積でなく容積で割る。


No2 換気の方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 自然換気方式には、屋外の風圧力を利用する方法と、室内外の温度差を利用する方法、又はそれらを組み合わせた方法がある。
2 全般換気とは、室内全体の空気を外気によって希釈しながら入れ替える換気方式のことである。
3 局所換気とは、局所的に発生する汚染物質を発生源近くで、捕集して排出する換気方式のことである。
4 給気系のみに送風機を設けた第2種機械換気方式は、室内で発生した汚染物質が他室に漏れてはならない室に適している。

解答と解説: 

答え--- 4
2種換気は室内正圧方式なので室内が汚染する室(ボイラー室や湿気・臭気の発生する浴室トイレなど)には適していない。排気用換気扇のみ設ける3種換気が適当。


No3 昼光に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 昼光は、直射日光と天空光に大別され、天空光は太陽からの光が大気中に拡散したものである。
2 昼光率は、室内のある点での天空光による照度と、屋外の全天空照度との比率である。
3 室内のある点における昼光率は、時刻や天候によって変化する。
4 室内の要求される基準昼光率は、居間より事務室の方が大きい。

解答と解説: 

答え--- 3
昼光率は室内外の明るさの比なので、基本的に時刻や天候により大きく変化することは無い。


No4 鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 大梁は、曲げ降伏よりもせん断破壊を先行するように設計する。
2 柱は、軸方向の圧縮力、曲げモーメント及びせん断力に耐えられるように設計する。
3 耐震壁は、周囲の柱や梁と一体に造られた壁で、地震時の水平力に対して抵抗する。
4 床スラブは、床の鉛直荷重を梁に伝えるとともに、地震時の水平力に架構が一体となって抵抗できるようにする役割を持っている。

解答と解説: 

答え--- 1
せん断崩壊が先行すると一気に崩壊する恐れがあるので、靭性により時間的に崩壊まで時間が稼げる曲げ降伏が先行するようにする。


No5 鉄骨構造の一般的な特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 鋼材は強くて粘りがあり、変形能力の高い骨組が可能である。
2 鋼材は不燃材料であるため、骨組は十分な耐火性能を有する。
3 鉄筋コンクリート構造に比べ、大スパンの建築物が可能である。
4 鉄筋コンクリート構造に比べ、工場加工の比率が高く、現場作業が少ない。

解答と解説: 

答え--- 2
鋼材も熱により強度が低下するので、耐火性能を発揮させるためには耐火材による被覆が必要。




No6 鉄骨構造の部材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 柱の形式には、形鋼などの単一材を用いた柱のほか、溶接組立箱形断面柱などの組立柱がある。
2 梁の形式には、単一材を用いた形鋼梁のほか、プレート梁やトラス梁などの組立梁がある。
3 筋かいは、棒鋼や形鋼を用いるもので、主に圧縮力に働く部材である。
4 ガセットプレートは、節点に集まる部材相互の接合に用いられる鋼板である。

解答と解説: 

答え--- 3
筋かいに働くのは基本的に引張力である。特に棒鋼に圧縮力は全く期待出来ない。


No7 基礎杭に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 節付き遠心力高強度プレストレストコンクリート杭(節杭)は、杭本体部に外径が軸径よりも大きい節部を多数設けたもので、主に摩擦杭として用いられる。
2 外殻鋼管付きコンクリート杭は、じん性に富み、大きな水平力が作用する杭に適している。
3 場所打ちコンクリート杭は、地盤を削孔し、その中に鉄筋かごを挿入したのち、コンクリートを打ち込んで造る。
4 既製コンクリート杭は、鋼管杭に比べて破損しにくく、運搬、仮置きに際して、取扱いが容易である。

解答と解説: 

答え--- 4
破損等については既製コンクリート杭のほうが発生しやすいので、運搬、仮置きには十分注意する必要がある。

No8 建築物の構造設計における荷重及び外力に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
 
1 地震力は、建築物の固定荷重又は積載荷重を減ずると小さくなる。
2 風圧力は、地震力と同時に作用するものとして計算する。
3 積雪荷重は、積雪の単位荷重に屋根の水平投影面積及びその地方の垂直積雪量を乗じて計算する。
4 固定荷重は、建築物各部自体の体積にその部分の材料の単位体積質量及び重力加速度を乗じて計算する。

解答と解説: 

答え--- 2
風圧力と地震は同時に発生しないものとして計算することができる。

No9 図に示す単純梁に集中荷重P1及びP2 が作用したときに支点に生じる鉛直反力VA及びVBの値の大きさの組合せとして、正しいものはどれか。
 
1 VA= 4 kN、VB=3 kN
2 VA= 3 kN、VB=4 kN
3 VA= 5 kN、VB=2 kN
4 VA= 2 kN、VB=5 kN

解答と解説: 

答え--- 2
VA=0より、
2×2+5×4-VB×6=0
VB=4kN
VA=2+5-4=3kN


No10 図に示す単純梁に同じ大きさの集中荷重P が作用したときの曲げモーメント図として、正しいものはどれか。
ただし、曲げモーメントは材の引張側に描くものとする。
 
1
2
3
4

解答と解説: 

答え--- 3
集中荷重が発生する方向に応力図は描く。荷重発生箇所を繋ぐ梁にも当然だが応力は発生している。




No11 日本工業規格(JIS)に規定する構造用鋼材に関する記述として、不適当なものはどれか。
1 SSC 材は、一般構造用軽量形鋼と呼ばれ、冷間成形された軽量形鋼である。
2 SN材は、建築構造用圧延鋼材と呼ばれ、性能によりA種、B 種、C 種に分類される。
3 SS 材は、一般構造用圧延鋼材と呼ばれ、一般的に使用される鋼材である。
4 STKR 材は、一般構造用炭素鋼鋼管と呼ばれ、土木・建築等の構造物に使用される鋼管である。

解答と解説: 

答え--- 4
STKR材は一般構造用角形鋼管である。一般構造用炭素鋼鋼管はSTK。


No12 木材の一般的な性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 木材の強度は、含水率が同じ場合、密度の大きいものほど大きい。
2 年輪があるため、縦断面の位置によって柾目面と板目面の木目が生ずる。
3 密度の大きい木材ほど、含水率の変化による膨張や収縮が大きい。
4 気乾状態とは、木材の水分が完全に無くなった状態をいう。

解答と解説: 

答え--- 4
木材の水分が完全に無くなった状態は、全乾状態という。気乾状態とは、空気中の湿度と均衡を保っている状態で、概ね15%程度のことをいう。(これを気乾含水率という)


No13 防水材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 アスファルトプライマーは、下地と防水層の接着性を向上させるために用いられる。
2 砂付あなあきアスファルトルーフィングは、下地と防水層を絶縁するために用いられる。
3 防水剤を混入したモルタルは、下地に塗布して塗膜防水層を形成するために用いられる。
4 合成高分子系ルーフィングシートは、下地に張り付けてシート防水層を形成するために用いられる。

解答と解説: 

答え--- 3
防水モルタルは基本的に仕上げ材として塗るものである。その上に塗膜防水を施すことがあるが、塗膜防水層を形成するものではない。


No14 内装材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 エポキシ樹脂系塗り床材は、耐薬品性に劣っている。
2 せっこうボードは、防火性に優れている。
3 ビニル床シートには、帯電防止性を有するものがある。
4 けい酸カルシウム板は、軽量で不燃性に優れている。

解答と解説: 

答え--- 1
エポキシ樹脂系塗り床材の特長として耐薬品性に非常に優れているので、化学工場、実験室、食品工場などの床に採用されている。






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平成29年度後期2級建築施工管理技士 学科問題No1 イ.共通
学科問題No2 イ.共通
学科問題No3 イ.共通
学科問題No4 ロ.建築・躯体
学科問題No5 ハ.建築・仕上げ
学科問題No6 ニ.躯体
学科問題No7 ホ.仕上げ
実地問題